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カート・ヴォネガット「ガラパゴスの箱舟」



カート・ヴォネガット「ガラパゴスの箱舟」

うん、面白かったです。

円とアメリカ・ドルだけがなんとか持ちこたえているだけ
と言う史上最悪の世界的な経済危機によって、
ガラパゴス諸島遊覧の旅「世紀の大自然クルーズ」は中止されかかってます。
が、そんな状態でも
ツアーに参加しようと集まっていた6人の男女は、
ホテル・エルドラドにほぼ足止め状態。

この物語は彼等プラス数人の人間が孤島サンタ・ロサリア島で、
人類滅亡後、新たな人類を繁栄させていくというストーリーです。

のっけから登場人物の数人の名前の頭に「*」マークをつけて、
彼等は「日暮れまでに死ぬことになる」人物で、
分かり易い様に読者に予告なんだって。
やっぱりヴォネガットは皮肉なユーモアが効いてるよな~って感じがしました。
ま、その日暮れまでに本の半分が使われるんですけどね。

前に読んだヴォネガットの「タイムクエイク」が、
面白いことは面白いんだけど何かゆるいな~って思えたんで、
この「ガラパゴスの箱舟」もそこまで期待はしてなかったんですけど、
結構面白く読めたんでよかったな。

そうそう、
伝説の(?)老SF作家キルゴア・トラウトの
息子なる人物が語り手となってるところも嬉しかったですね。

あとがきに「猫のゆりかご」との相似性の話があったんで、
「猫のゆりかご」の再読してみたくなっちゃったな。
こういう不意に再読したくなったときに家に本があると便利ね。
(2001年12月8日)



今回こちらに感想を転載するに当たって、
「タイタンの妖女」と続くことになって、
そういえば、と思ったんですが、
メアリー・W・ウォーカーの「神の名のもとに」で
「タイタンの妖女」の一節を祈りの代わりに口にする男は
ベトナム戦争での壮絶な過去があるんですよね。
本書の語り手であるトラウトもそうだったような。
まあ「神の名のもとに」は何度も読み返したのに対して、
こちらはまだ読み返したことがないので、
イマイチ記憶が曖昧ではありますし、
ベトナム帰りの登場人物にそうじゃない人もいなさそうではありますが。
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 2016_09_27


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