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アンジェラ・カーター「シンデレラあるいは母親の霊魂」



アンジェラ・カーター「シンデレラあるいは母親の霊魂」
筑摩書房

「夜ごとのサーカス」「ワイズ・チルドレン」
という長編を読んですっかりファンになってしまった
アンジェラ・カーターの遺作集でもある短編集です。

「シンデレラあるいは母親の霊魂」という表題作、
実はワタシ、これが生理的にすごくつらかったんですよね。
生理的にいやなグロテスクさが満載で……。
この作品はタイトルからも推測されるように、
童話「シンデレラ」をベースにして、
母と娘の関係にスポットを当てて考察したという作品。
でも、めっちゃグロイの。
アンジェラ・カーターの
童話をベースにしたエロティックで残酷な短編集は
「血染めの部屋」というタイトルで、彼女の代表作だそうですが、
その本も、この「シンデレラ~」っぽかったら、
ちょっと読むのを考えちゃうかもしれないな~。

さて、本書は二部構成になってて、
第一部は、前述の「シンデレラ~」の他、
ルイス・キャロルの作品をイメージさせるものとか、
マグダラのマリアについてかかれたものなど5編。
ワタシが昨日読んで、
ふう~ん、といまいち乗らない気持ちになったのがこの第一部なのでした。
なんか、「あ~、フェミっぽいな~」と思わせる感じだったんです。
別にフェミだからなんだってこともありませんが、
微妙にヒステリックなたたずまいに
ちょっと引いてしまったのでした。

第二部は、
少女時代のリジー・ボーデンとサーカスの虎を描いた「リジーの虎」他、
「魔弾の射手」をベースにした作品など4編。
この第二部の方が面白かったですね。
特に「リジーの虎」、これはとても好きです。

どの作品も何かしら元ネタみたいなものがあるんですが、
註を読まないとなんだかわからない歴史上の人物などがバンバン登場すると、
すごく知らないことで損してるような、
もどかしい気持ちになってしまいました。

それはそうとして、
作者の紹介文の中に、1969年~1972年まで日本に滞在してて、
その時にフェミニズムに目覚めたって書いてあるんですが、
うーん、日本にいるとき何があったんでしょうね?
(2002年2月4日)
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 2016_07_19


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