スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--


「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」



「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」
東洋書林

この本は、
「ファンタジーランド」の観光ツアーに
参加しようと思っている人のための、辞書形式のガイドブック
という体裁になってます。
ファンタジーランドなんて行く機会は実際ゼロだし、
なんてホントは意外と身近なところにころがってたりしますよね。
ファンタジー系のRPGしかり、ファンタジー本しかり、
そう数はないけど映画も。
それらを楽しんでる時に登場する様々な事象について、
ちょっぴり予備知識をつけておくとオモシロイよ。
と、まあ、こんな感じかなぁ。

基本はベタなファンタジー。
ええ、ツアー客への観光ガイドですからね。
「悪」はファンタジーランド全体に影を落としているもので、
「善」サイドの観光ツアー一行へ襲い掛かるもの。
うまいなぁと思うのが、これが本書の一番最初の用語として書いてあること。
この動的な「悪」は、ツアーの途中で打ち負かさなければならない存在と記述して、
「さあ、これからこういうツアーに出るんですよ」
と念押ししてるところ。
ただのファンタジー用語辞典ではないですよと。
でも、一般的なファンタジー用語としても充分楽しめる、
普遍的なファンタジー用語がいっぱい出てくるのでご安心を。
さまざまなツアー企画があるという設定らしく、
それぞれの用語が時にこうだったり、
ああだったりとさまざまな意味や行動を取ることになってます。
基本的な意味についてはあまり記述がないかなぁ。

公認表現というのが、本書にはちりばめられてて、
これがまた、
ツアー客のためのファンタジーランド裏話や下世話な心配事について
(どんな環境でも食事内容でも、それによって病気になったりしませんよとか、
ファンタジーランドの住人とのセックスの可能性とか)
というニヤリとさせられる
ユーモア以上に皮肉っぽいユーモアに満ちてます。
ああ!そうなんだよねぇ、そうそう!って感じですね。
シチューは「こってりとして、風味があり」、
ツアーにおける不変の仲間は「ネズミのような顔つきの小男」、
僧院といえば「古びた書物のかび臭さが漂い、
いにしえの知性の気配がさざめくように満ちている」らしいです。

「ダークホルムの闇の君」に先立って書かれた本ということは、
きっとダークホルムと本書は
互いに意識しあいながら書かれたんだろうなぁと楽しくなってしまいますね。
もう一度ダークホルムを読むとより面白い発見があるかも。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい
イジワルな愛情溢れる一書という感じがします。
それにしても、このタイトル。
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズの」という冠は
「ファンタジーランド観光ガイド」というタイトルに必要?
「マドンナのスーザンをさがして」とか
「ソフィー・マルソーの三銃士」みたいな、
えもいわれぬ邦訳の情けなさを感じてしまうのだけど……。
(2005年7月10日)
スポンサーサイト

 2016_06_07


Comments

面白そうですね♪ 

紹介文にホイホイ釣られて先程図書館で予約しました。楽しみです~♪
といじま  URL   2016-07-05 12:47  

Re: 面白そうですね♪ 

楽しいガイド本でした。
といじまさんも楽しく読まれるといいなって願ってます。
Sima  URL   2016-07-07 20:12  

 管理者にだけ表示を許可する


01  « 2017_02 »  03

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

プロフィール

Sima

Author:Sima
わたしが超個人的におすすめする児童文学100選
是非コメントください。
よろしくお願いします。

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ランキング




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。