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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「デイルマーク王国史1詩人たちの旅」



ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「デイルマーク王国史1詩人たちの旅」
創元推理文庫

町から町へ派手な馬車で旅をしながら
楽器を奏で詩を吟じ歌を歌う吟遊詩人。
モリルは吟遊詩人クレネンの次男で、
両親と兄姉と共に、物心ついたときからずっと旅の生活をしていた。
 クレネンが見知らぬ少年キアランを馬車に乗せた時から、
一家の過酷な運命が動き始める。
身なりのいい男たちに突然襲われて父クレネンが死に、
母はかつての婚約者の元に子供たちを連れて身を寄せることになった。
しかし、そこに父を襲った男の一人の姿を見つけたモリルたちは
母を残して北へ向って出奔する。
父の遺した頼み、
それはキアランを北へ連れて行くということだったのだ。

先王亡き後、王が不在の王国となったデイルマーク。
最後の王が北部ハナートで治世を敷く以前から
国の北部と南部とは強く敵対していたが、
王亡き後はそれがますます熾烈になっていた。
現ハナート伯爵は王座につくつもりはないと公言していたが、
南部の伯爵たちは北部が陰謀をめぐらせていると考え、
また北部のものたちは南部は不当に圧政をしいていると見ていた。
今では国中を自由に行き来することは出来ず、
通行証を持ったもの、一部の行商人や詩人(うたびと)たちのみだけが
それを許されていた。
クレネンの馬車に乗り込んだキアラン少年も、
そういった理由でこの詩人に紛れて南部から北部へ移動する予定だったのだった。

面白かったです~。
「王国史」なんてあるから、もうちょっと大局的というか政治的というか、
そういう視点で語られるのか、
とかいっぱい登場人物が出てきて混乱するんじゃないかと思ってましたが、
本書はモリルという吟遊詩人の息子が主役で、
この物語のすべてが彼の半径の中での出来事なので、
とても身近で分かり易いの。
展開もスピーディで気持よくさくさくと読めます。

モリルが傍目からはちょっととろい感じのいつも眠そうな少年、
というのはまあお約束みたいなものだけど、
むかついたりぐずぐずしたり、なんかとても自然な感じ。
死後に分る父クレネンの素顔とか、母の素顔の一端も、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい見せ方だなぁって思います。
シリーズの第一作ですが、
本作だけでも楽しめるような完結した物語っぽいですね。
既に第四作まで出てるみたいですが、第二作目を読むのが楽しみです。
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 2016_05_18


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