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リチャード・ノース・パタースン1


作者のリチャード・ノース・パタースンは、
作家兼弁護士なんだそうです。
ウォーターゲート事件では検察官との連絡交渉役をつとめたとか。

今更ながら
ほほーっ
と、目からウロコでした。
なるほどなるほど。




リチャード・ノース・パタースン「子供の眼」新潮社

ううっ、面白かったです。
おすすめ~。
児童虐待入ってて辛いんだけどね。

利己的で生活力のない夫リッチーとの離婚を望む新進弁護士のテリ。
しかしリッチーは離婚の条件として
幼い一人娘エリナの監護権と
それにともない養育費として年収の40パーセントを要求している。
泥沼の監護権争いの最中、
リッチーが自殺めいた死に方で発見された。
一度は自殺と思われていたが、
やがてテリの上司であり、
現在の恋人であるクリスにその容疑がかかる。

まずそこまでのストーリーがめちゃくちゃ重くて怖いの。
リッチーがテリとクリスにしかける嫌がらせの数々。
娘のエリナやクリスの息子カーロまで巻き込んで、
ふか~~い傷を負わせてしまうんですよね。
幼いがゆえに
精神的な変調をきたしてしまうエリナが痛々しいの。

そして、
リッチー殺害の裁判。
スリリングですごく読ませてくれます。
単にリアルな法廷闘争の過程を追ってるだけじゃなくて、
その進行に伴う
クリスとカーロの親子関係や
テリとの恋愛関係の揺れがしっかりと描かれてます。

エリナの、
カーロの、
子供時代のテリの眼に映るものとは…。
読後にタイトルの持つ重みをじわっと感じます。
(2001年6月1日)


「罪の段階」新潮社

この前読んだ「子供の眼」の前作という位置の作品です。
いや~、
作品を逆行して読んで行くと、
「コイツってこうなるんだよな~」
なんて、
まともに読んでるとわからないような感慨があったり、
次の作品の伏線がきっちり張ってる事に驚いたり。
で、
かなり面白かったです。


弁護士クリスに
有名なテレビキャスターであり、
かつて「ラスコ事件」で共に戦ったメアリから電話があり、
有名作家マーク・ランサムからレイプされそうになり、
誤って射殺したという。
かつてクリスと関係を持ったメアリは、
その後、息子カーロをもうけたが、
別れて長い間没交渉であり、
カーロも幼い頃にクリスに引き取られて以来、
母親と会ったこともなかった。
メアリを守るためというより、
息子カーロを守るために、
部下である女性弁護士テリとともに
クリスは正当防衛の線で弁護を引きうけるが、
メアリの供述には矛盾が多く、
しかもクリス自身
メアリが真実を語っていると信じられる確証がないのだった。
やがて少しずつ明らかになる事件は
多くの人の秘密をはらんでいた…。

この後の作品を既に読んでたから言えることなんですが、
クリスのパートナーであるテリの家庭の危うさが
ぽろぽろ垣間見えるのが、
なんか異常にドキドキしてしまいました。

法廷劇の方もスリリングで、
一度読み始めたら止まらなかったです。
(2001年7月3日)




さて、この二作、
本文中でもちょっと触れてますが
「ラスコ事件」を書いた「ラスコの死角」というのが
このシリーズの最初で、
全部で四部作ということです。
ちなみに、「ラスコの死角」
結局まだ読んでなかったり。
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 2014_09_26


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