スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--


スタージョン「原子力潜水艦シービュー号」


金曜日は、
ちょっと面白いかも
と、思う本をポツポツ紹介していこうと
思い立ちました。


今回は
シオドー・スタージョン「原子力潜水艦シービュー号」
創元推理文庫から1965年に出たもの。

これは、本文中でも触れてますが、
「地球の危機」なる映画のノベライズなんだそうです。
Wikiによりますと、
その後「原子力潜水艦シービュー号」の名前で、
1964年から4シーズンにわたって110話のテレビシリーズが作られ、
日本では、
第1シーズンが1964年から、それ以降のシリーズは1967年から
放送されたそうですが、
わたしは見た事がないので、内容についてはなんともいえません。

この感想を書いて当時のブログにアップした時、
スタージョンの別の映画の原作についてコメントがあって、
「殺人ブルドーザー」の原作「キルドーザー」について
教えてくれた方がありました。

映画「殺人ブルドーザー」は、
「地獄のデビルトラック」を越えるおもしろバカっぽいB級で
けっこう好きだったんですが、
実はこの映画の原作脚本を、
26歳のスタージョンが手がけたのだとか。
金に困って9日間で書き上げた中編、
と、教わりました。

が、結局「キルドーザー」に出合えなかったんですよね。
しかも「地獄のデビルトラック」はDVD化してるのに、
「殺人ブルドーザー」はしてないし。

スタージョンの書いたもので
他にちょっと面白いなぁと思ったものは
「シェイユートの保安官」というウェスタンものの短編。
「キルドーザー」には出合えなかったけど、
それを探す途中で見つけたものの一つです。

で、「キルドーザー」探しをやめてすぐぐらいになるのかな?
2006年に「地球の静止する日」というアンソロジーに
収録されたみたい。
なんてこったい。




シオドー・スタージョン

原子力潜水艦シービュー号

創元推理文庫 井上勇訳

アメリカ海洋調査局の原子力潜水艦シービュー号。
偉大な科学者であり、発明家である
ハリマン・ネルソン提督が作り上げたこの稀有な潜水艦は、
その建造費を、ネルソン提督の資産、特許料、
数百万の中小学生たちの資金援助によってすべてが賄われており、
海軍所有の艦ではないものの、
連邦政府の艦である。

シービュー号は、
ネルソン提督を司令官にして、
若き艦長リー・クレーン、チップ・モートン副長、
海軍中佐で生物学者のエメリー、
そして、
海洋調査局の最高幹部のクロフォード、
バーカー下院議員、
精神病学者のスザン・ヒラー博士らを乗せて、
最終的試験航海へと出発した。

しかし、
その潜航から十日ほどたったある日、
あわや氷山との衝突という
ありえない危機に見舞われる。

一体海に何事が起こったのか。
しかしそれはただ海の異変というだけではなかった。
地球が火の帯に取り巻かれていたのだった。

現状の確認のために浮上した北極は、
かつてあった厚い氷原を浮氷へと変えていたのだった。

そして、
そこに取り残された一人の男と一匹の犬を救助した。
なんとかラジオで連絡の取れた
海洋調査局のバーゲン特別官によると、
五十時間前にそれは突然起こったのだという。

平均三百マイルの高度にある
長さ二万八千マイル、幅千マイル、
厚さ百五十マイルの謎の火の帯。

国連の緊急集会に呼ばれたネルソンは、
この火の帯を消し去るための唯一の手段を発表するが、
「火の帯はそのうち自然消滅する、
ネルソンの説いた手段は逆に人類に害をなす」
とまっこうから反対する見解を出した科学者がいた。

半ばだまし討ちのように
シービュー号は人類滅亡から救うために出発するが、
国連はシービュー号を撃沈するために追撃を開始するのだった。

むむ。あらすじがちょっと長すぎたかな。

名前表記はちょっと違いますが、
幻想的なSFというイメージの強い
シオドア・スタージョンの作品。

うは~
意外意外と言う感じの海洋ロマン(?)SFです。
しかしちと古臭い。
嗚呼、これこそ古典的SFスピリッツ!
とぶち上げたくなる様な、
時代を感じる作品なんですが、
解説によると、
これはもともと
「地球の危機」という映画のノベライズなんですって。
どうもこの映画の方は
本書と比べてイマイチな出来なようですが。
で、
その後TVドラマ化されたということで、
なんだか変則的な歴史があるみたい。

でも、なかなか面白かったですよ~。
ただただ地球を救うために
追っ手をかわしながら目的へむかって潜航するシービュー号、
というのではなくて、
やっぱりこの艦内で
さまざまなドラマが繰り広げられるわけです。

たとえば、
海底電線を使って、外界と電話で何とか交信をしようというくだり。
深海へ一人潜るクレーン艦長が着るはずだった潜水服に、
何者かによって刃物の切り込みがされていたのです。
もしも事前に気が付かなければ海の底で艦長は死ぬところ。
一体誰が?
とか、
北極で救出した男の
謎めいた不思議な神懸り的な言動に影響される乗組員たちとか。

ミステリ的な味わいも楽しめますし、
乗組員たちの次第につのる不安やいらだちなんかも
巧いなぁという感じ。

難を言えば、
どうも訳が良くない気がします。
古くさい訳ってだけでなくて
(それならば、それの味があるので嫌いじゃないんだけど)
どうも日本語として文章がおかしい箇所がいくつかあって、
ちょっと読みづらいものになってる感じ。
面白かったので、
是非新訳で現在のスタージョン祭の神輿にこの作品も乗せて欲しいなぁ。
(2005 6月)




訳がどうのとか
こんなヒドイ文章書きながら何いってんだか
という感じで
ちょっと恥ずかしいー。
スポンサーサイト

 2014_09_26


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


09  « 2017_10 »  11

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

Sima

Author:Sima
わたしが超個人的におすすめする児童文学100選
是非コメントください。
よろしくお願いします。

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ランキング




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。