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トルーマン・カポーティ「夜の樹」



トルーマン・カポーティ「夜の樹」
新潮社

ううーん、面白かったです。
っていうか、良かった。

この作品は、あとがきによると、
カポーティ唯一の短編集「夜の樹」の全訳に
「クリスマスの思い出」と「感謝祭の訪問客」の全訳を加えたものだそうで、
全部で10編の短編作品からなっています。
で、いくつかとても良かった作品があるんだけど、
まず何といってもこれを書かなきゃってのが「感謝祭の訪問客」。
お馴染みのカポーティの少年時代を元にした、
主人公の少年と、仲良しの老女ミス・スックの物語なんですが、
これがまた良かった。
優しくて、切なくて。
ただ、「クリスマスの思い出」で、
奇跡のようにイノセントで切ないほどキュートな
年取ったおばちゃんだったミス・スックが、
この「感謝祭の訪問客」では、もうちょっと肉付けされて、
確かな足取りで作品の中を闊歩しているのを目にすると、
なんだか複雑な気持がしますねぇ。勝手なんだけど。

あと、「誕生日の子供たち」がすごく好きですね。
10歳のミス・バビットの印象的なキャラクターは忘れられないかもしれない…。
客観的な視点から語られてるんだけど、
もしもこれが、ミス・バビットの崇拝者だった少年の目を通した物語だったら、
またぜんぜん違ってしまったんだろうなって思ったり。
表題作「夜の樹」の夜汽車の中の、湿度の高いひんやり感も、
「私の言い分」のやりきれなさの中に漂うしらっとしたユーモアもよかったけど、
何といっても「感謝祭の訪問客」と「誕生日の子供たち」が絶品でした。
(2001年11月21日)
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