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アーレン・ロー「ナイーヴ・スーパー」



アーレン・ロー「ナイーヴ・スーパー」
NHK出版

25歳の「ぼく」は突然生きる意味も術も失ってしまった。
両親と兄と、
平凡だけれども楽しく暮らしてきた25年が、
ふいに意味を成さないバラバラなものになってしまった。

それから、
兄が旅行に行っている2ヶ月間、
空いた部屋を貸してもらって、
引きこもる暮らしを始める。
「ぼく」と世界をつなぐもの、
それは遠くにいる一人の友人へ送るファックスと
時間に関する一冊の本、
そして子供用の玩具ハンマー&ペグ。

とても不思議な感触の作品でした。
主人公の青年が突然
前にも後にもいけない状態に陥ってしまったのは、
何か大きな事件があったわけでも何かの病でもないの。
兄のアパートで引きこもるといっても、
完全な引きこもりでもないし。

実はこの作品を読んでいたころ、
私はちょっと病気をして、
それで、行きたかったところに行く事が出来なくて
落ち込んでました。
やっぱり体調が悪いとどうしても気持も停滞しがちですよね。
なかなか気を取り直してってならない。
そんな折だから
この本はとてもじんわりと私をやさしくつつんでくれました。
何かに対して
ラストに明確な答えが出されるような小説では
当時の私にはヘビーすぎたと思いますが、
この本はそういうものが用意されてなかったんです。
「がんばらなくてもいいんだよ」とすら言わない。
そのあたりのほわほわ感が良かったです。
心身ともに健康な時に読んだら
また違う感想を持つのかもしれないと思うと、
どんな作品もやっぱり読み手次第で意味は変わるのかも知れませんね。
モノクロの写真集のような手触りの作品でした。
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 2016_04_23


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