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ノア・ゴードン「千年医師物語2 シャーマンの教え」



ノア・ゴードン「千年医師物語2 シャーマンの教え」上下 
角川文庫

面白かった。
シリーズ1作目を読んでからもう随分経ってしまいましたが、
前作のストーリーをまるまる受けての続編とは
少し違うので全然大丈夫でしたね。
めちゃめちゃ楽しんでしまいました。

舞台は19世紀初めのアメリカ。南北戦争のころです。
耳の聞こえない若き医者ロブ・J・コール、
通称シャーマンは父の訃報を受けて故郷に戻ってきた、
というシーンから物語が始まります。
そして母親に頼まれて父の遺品の整理をしているときに、
父の日記を見つけるのでした。
そこには、若き日の父ロブ・J・コールの姿が克明に描かれていたのでした。

スコットランドで高名な医者の一族の一人だったロブ・J・コールは、
ある事情から国に居られなくなってアメリカへ移住してきます。
開拓されたばかりのイリノイの小さな町で
羊牧場を営みながら医者として働き出す彼。
インディアン、ソーク族の呪医マクワ・イクワと強い絆を結び、
彼らインディアンと共存して暮らし始めます。
子連れの未亡人サラと結婚し、
息子ロブ・J・コール(前出のシャーマン)を得ますが、
その息子であるシャーマンは
幼い頃の病気が元で耳が聞こえなくなってしまうのでした。

インディアンと白人の関係がまだしばしば戦いに発展していた時代。
医者としてのロブ・J・コールは認めても、
インディアンびいきであることに対しては
白い目で見られることも多かったという状況の中、
マクワ・イクワが暴行の末に惨殺されるという事件が起こります。
誰が彼女を殺したのか……彼の苦悩が始まるのでした。

一方、もう一人の主人公のロブ・J・コール、
つまり息子シャーマンも、
耳が聞こえないというハンディキャップを持ちながら育って行きます。
周囲の人間の温かく献身的な手助けによって、
手話ではなく読唇術と絶え間ない発声訓練によって、
通常生活が送れるようになりますが、
父と同じ医学の道へ進みたいという希望への道は厳しく……。

いやー、感動的でした。
開拓時代のアメリカの雰囲気がたっぷり味わえて、
当時の医学の状況はもとより、
生活風景から思想、宗教、政治などあらゆる知識が
楽しく分りやすく描かれてるのが嬉しいですね。
膨大な知識が、物語のあらゆるシーンに
すんなりと溶け込んでるのでイチイチリアリティがあるんです。
サラの連れ子で、
父ロブ・J・コールとも弟シャーマンとも考え方の異なるアレックスが
父の心と通じるラストもすごく良かったですね。
あー、いろいろと書きたいことがありすぎてまとめられないです。
南北戦争に医師として参加するロブ・J・コールの姿も感動的だったし。
とにかくとてもとても良かったです。
前作を読んでない方にもお薦めできる作品ですね。
(2003年1月6日)
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