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ネプリ句集「どうぶつビスケット」使用季語について2



ネットプリント句集「どうぶつビスケット」に収録した
30句30季語の、
後半の15の季語についてすこし説明します。

春の闇(はるのやみ)
この闇は闇夜の闇、月のない春の夜を言った季語になります。
月のない暗い夜ではあるけれど、
春の潤んだようなほんのりと明るさの感じられるような闇。
似た季語に「春陰(しゅんいん)」というのがあるんですが、
こちらは春の曇りがちな天候の感じ、ということで、
「春の闇」が夜なのに対して昼間という感じでしょうか。

春の山(はるのやま)
春季の山、ってそのままですね。
春の山の別表現として「山笑う」っていうのもあるのはご存知だと思います。
これは中国北宋の画家郭煕の『郭煕画譜』を出典とした季語。
「春山淡冶にして笑ふが如く、夏山蒼翠とし滴るるが如く、
秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し」
から来てて「山滴る」「山粧う」「山眠る」となります。

桜餅(さくらもち)
春のお菓子。
「うぐいす餅」は早春、「草餅」は仲春、
そして「桜餅」は晩春のものって感じですね。

花虻(はなあぶ)
「虻(あぶ)」の傍題のひとつ。
名前の通り花につく虻で、虻とはいっても実は虻の仲間ではなくて蝿の仲間だとか。
とはいっても「虻」よりも「蝿」よりも、見た目は「蜜蜂」に似ている気がします。
なので、攻撃的なアレとは全然違う平和な虻です。
わたし的には、
どうも春の生き物の中では蝶に次ぐ頻度で「花虻」を詠んでるらしいです。
可愛いですからね。

夕桜(ゆふざくら・ゆうざくら)
夕方に見る桜のこと。
桜の傍題の一つであったり、独立した桜の関係の季語だったり、
そのあたりは歳時記によって違うかも。

花の昼(はなのひる)
桜の花の盛りのころの昼間、
という恐ろしくざっくりしたところを言った季語。
語感にもどことなくゆるんでる気がするんですが、
どうなんでしょうか。

春の夢(はるのゆめ)
寝てるときに見る夢の方の夢です。
そういえば、「○の夢」って春夏秋冬で春だけが季語になってます。
平家物語の「春の夜の夢のごとし」から来てるのか、
「春眠暁を覚えず」関連なのか、
どっちなんでしょうね。

花疲れ(はなづかれ)
お花見のあとの疲れを言った季語です。
人に疲れる、花の美しさに圧倒されて疲れる、
どっちもあるんじゃないでしょうか。

山桜(やまざくら)
「桜」の傍題の一つ。
現在一般的に「さくら」で思い浮かべるソメイヨシノよりも遅れて開花します。
新芽と花がだいたい同じぐらいに出る感じで、
花よりも新芽の方が赤っぽい色してますね。

春日傘(はるひがさ)
まあ、普通に春季に使う日傘ですね。
「日傘」そのものは、これも当然といえば当然ですが夏の季語です。

桃の花(もものはな)
桜の花に少し遅れて桃の花が咲きます。
丁度今日は三月三日で桃の節句ですが、
当然まだ咲いてませんが、
これは桃の節句がもともと旧暦の三月三日だったから。

抱卵期(ほうらんき)
「鳥の卵」などの傍題。春に繁殖期に入った鳥が産卵、抱卵する時期のことですね。
同じ春季ですが、この前段階にあるのが「鳥交る(とりさかる)」。
「鳥の恋」「鳥つるむ」「鳥つがう」とも言いますが。

蝿生れ(はへうまれ・はえうまれ)
「蝿生る(はへうまる)」を活用したやつです。
「蝿生る」→「春の蝿」→「蝿」(夏の季語)という順番になるでしょうか。
ちなみに、「生る」は「うまる」です。
「ある」は何か神聖なものが出現することで、
「なる」は植物が結実すること、というイメージですかね。

桜蘂ふる(さくらしべふる)
桜の花が散ると、つぎは桜の蘂(しべ)が降ります。
「桜蘂」だけで季語としていいんじゃないかと思わないでもないですが、
季語としては「桜蘂降る」なんですよね。
散っているのを見て、
その存在に目を止めるようなものってことなんでしょうか。
地面を赤く染めて散る桜蘂もなかなか味わい深いですよね。

つばめ(燕)
春に南から渡ってきて、巣作りして産卵します。
「乙鳥(おつどり)」「つばくらめ」「つばくろ」とか名前もいろいろ。
その年初めて見る燕が「初燕」。
「燕の子」「親燕」とか「夏燕」とか、その辺は夏の季語になります。
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 2016_03_03


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