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ヤン・マーテル「パイの物語」



ヤン・マーテル「パイの物語」
竹書房

インドのマドラスからカナダのモントリオールへと
出航した日本の貨物船ツシマ丸は、
太平洋上で沈没した。
この事故から生還できた人間は、たった一人。
16歳のパイ・ペテルただ一人だった。
第一章、
物語はインドの動物園経営者の次男、
ピシン・モリトール・ペテルの、
幼少時代から、家族でカナダに移住するために旅立つまでが描かれている。
パイはピシンのニックネーム。
そして、第二章は、
沈没した船から救命ボートに投げ出され、
たった一人で海上を漂ったパイの驚くべき227日間が描かれる。
いや、救命ボートに乗り込んでいたのはパイだけではなかった。
ベンガルトラ、ハイエナ、オランウータン、
ネズミ、ゴキブリ、ハエ。
それが最初のボートに乗り込んでいた全部だったのだ。

いや、すごい作品でした。
面白かった~の一言では言い足りないぐらい。
奇想天外にしてこのリアリティは何だろう?
息詰まるパイの漂流生活の迫力に、
ただただ夢中になって読みふけってしまいました。
ああ、これ以上何か書くと、
これからこの本を読む人が得るはずの
さまざまな衝撃を殺いでしまいそうなので、
何も書けそうもありません。

パイが無事メキシコへたどり着いた後の
第三章の最後の一ページまで目が話せない、
と書いておきます。
少年が沈没船から生き延び、長い奇跡の漂流生活を経て、
最後はめでたしめでたしの感動もの、
なんて思ってると手ひどいしっぺ返しを食らうような
大人だましの作品。
ブッカー賞受賞も大きく首を振って頷けるというもんです。
(2005年4月16日)
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