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スタニスワフ・レム「虚数」



スタニスワフ・レム「虚数」
国書刊行会

面白かったー。
最初パラパラっとめくったときは、
こんなに面白がれるとは全然想像してなかったですけど、
いや~単純に面白かったですね。

この本、序文しかないんです。
まず「日本語版への序文」があって、
レムによるこの作品の「序文」そして、
本編も、実は序文なんです。
ってゆーか、
この本は「未来に出版されるはず」の本の序文を集めた序文集なんです。
私はまだ読んでないのだけど、
レムには架空の本の書評集もあるんだそうで、
それも是非読みたいですねぇ。

この本には、4冊の本の序文と
「ヴェストランド・エクステロペディア」の見本ページ
などが収録されてるんですが、
私は始めの三つ、「ネクロビア」の序文と
「エルンティク」の序文と、
「ビット文学の歴史」第一巻の序文がすっごく楽しかったです。
「ネクロビア」は、人体をX線で撮影した写真集で、
序文ではその写真と撮影者が見るものに与える「死の哲学」についてかかれてます。
「エルンティク」は、
バクテリアに言語能力を持たせることに成功した科学者の本で、
序文だけじゃなくて、
もっと読みた~いって思わせるぐらい面白い序文になってました。
「ビット文学の歴史」は、コンピュータ文学の歴史の本なんですが、
このコンピュータ文学ってのは、
コンピュータを使って書かれたという意味ではなくて、
コンピュータが自ら作り出した文学のこと。
人間が作り出した文学から
コンピュータが作り出すビット文学へ移行していく時代の
人間の驚きと困惑などがちらりと書かれてて、
きい~っ!本編が読んでみたいよ!って気にさせられましたね。

結構小難しい言葉が並んでて、
ちょっと見には、うわっ……わかんねぇ~って
引いてしまいそうな「理屈」に溢れてるんだけど、
これが全部「うそっこ」だって思って読むと、
急に面白くなっちゃうんですよね。
理解しなくてもいいんだ~、
ただただうそっこの世界を楽しめばいいんだ~
って思うと気楽に読めたんですよね。
深く突き詰めて読めば、
多分もっと奥深いものがあるんでしょうけど、
私なんて単純に面白がれちゃったもんね。
(2002年9月23日)
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