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ウィリアム・ギブスン「パターン・レコグニション」



ウィリアム・ギブスン「パターン・レコグニション」
角川書店

ケイスはその特殊なアレルギーから、
ファッション業界を中心とした広告デザインの可否を
直感的に判断するという特異な技能を持つ
フリーランスの「クールハンター」。
彼女が興味を持っているもの、
それは現在ネット上で密かに流行っている
「フッテージ」と呼ばれる謎の断片的な映像で、
さまざまな立場、さまざまな国でそれらは熱狂的に集められ、
支持され、その謎の解明に奔走されている。
ケイスはそんな「フッテージ」のフォーラムの一つであるF:F:Fに参加している。

クライアントからロンドンでの仕事を得たケイスは、
親しい友人デミアンのフラットに寝起きしていたが、
ある時不意にそのフラットに侵入者があった痕跡を見つけて困惑する。
仕事先で出会ったいやな女が浮かんだが、断定する訳にもいかない。

この仕事を終えたケイスに、
クライアントであるブルー・アント社の
切れ者の創始者であるピゲントは驚くべき話を持ちかける。
「フッテージ」についての謎を探索してほしいというのだ。
半ば強制的にその探索に協力することになったケイスは、
F:F:Fの仲間からタキという日本人が
「フッテージ」の断片の中に「電子透かし」がはいっていることを突き止めた
カルト的、あるいはオタク的なグループがある
という情報を持っていると知らされ、
日本へと旅立つことに……。

面白かったです~。
一気読みの楽しさ。
もう10年以上ぶりのギブスンです。
「ニューロマンサー」は、今思い出して見るにつけ、
面白いんだけど、とても読みにくかった覚えがあるんですが、
本書はその辺りが洗練されたのかソフトになったのか
読みやすくてすいすい物語の中に入っていけました。

舞台は9.11の傷もまだ生々しい現代。
サイバーと言えばサイバーといえるだろうけど、
逆にそんな風に言ったらかっこ悪いんじゃないかと思うぐらいに現代なんです。
携帯電話、インターネット、フォーラム、メール、グーグルなど
道具立てもこれでもかってぐらいに現代。
どちらかと言えばSFというよりはミステリに近いような物語なんだけど、
やっぱりこれってSFっぽいよなぁとうなってしまうんです。
特殊なアレルギーを持つヒロインの独特なスタイリッシュさ、
記号化された意味のないブランドや商品の羅列なんかが
そんな雰囲気をかもし出すのかも。
(2005年5月)
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