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オースン・スコット・カード「消えた少年たち」


オースン・スコット・カード「消えた少年たち」
早川書房

父親の仕事の関係で新しい土地へ引越してきたフレッチャー家。
敬虔なモルモン教徒であるステップとディアンヌ夫婦と
三人の子供たちですが、
小学2年の長男のスティーヴィは
この引越しで大きなショックを受けます。
元々おとなしい少年だったのが、
新しい学校での教師の心ない行動などから、
孤独癖が強くなっていくのでした。
そして、
いつしか誰にも見えない友達とばかり遊ぶようになります。
彼を心配する両親。
彼等もまた、
「子供」に対しての「親」というだけでない一人の人間ですから、
夫婦のいざこざ、職場のトラブル、モルモン教徒としてのあれこれ、
そして身重のディアンヌの体調など、
様々な問題が起こります。
幼い下の二人の子供たちを除いて、
誰もが新しい環境で格闘してるわけです。
小市民の、ささやかだけど、ないがしろにできないあれこれと。
そんな彼等の周辺に、
ないがしろには出来ない不可思議な問題が起こり始めます。

この作品の大半が、
この不器用で真っ直ぐな家族の日常で埋め尽されてます。
精神的に痛い人たちも、善良な人も、悪人も登場してて、
誰もがこれでもかって程リアル。
その彼等に振りまわされる不条理感がまたリアルで。

そして、
切な過ぎるハッピーエンドとも、
優しいアンハッピーエンドとも言えるラスト。
泣けました。

作者のオースン・スコット・カードは「エンダー」シリーズなどのSF作家。
でもこの作品は家族小説でもあり、
ホラーでもあり、ミステリーでもあるけど、
SFではありません。
でもカードなんだよな~って思わせてくれる。
作中、ディアンヌが、
アン・タイラーの「ここがホームシック・レストラン」を読んでるとこ、
ナルホドな~って感じでそこも面白かったです。
(2002年1月23日)
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