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シオドア・スタージョン「空は船でいっぱい」「シェイユートの保安官」


シオドア・スタージョン「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫 「空は船でいっぱい SFマガジン・ベスト2」収録

サイクスが死に、
それから二年してゴードン・ケンプが探し出され、
アリゾナの田舎町スイッチバスへ連れ戻された。
彼こそが老サイクスの死の真相を知っている男だからだ。
農協ホールの中の法廷に引き出されたケンプは、
サイクスの死について語り始めた。
ある日の午後、ケンプの仕事場にやってきたサイクスは、
ケンプの発明したトーチランプに非常に興味を持っている様子だった。
それは、
雑誌で300年先のトーチランプ、濃縮原子トーチランプと書かれたことのある、
ケンプ自身に言わせれば「ごくあたりまえの」水素原子トーチランプだった。
サイクスは、ケンプにそのトーチランプを持って、
一緒にアリゾナのあるほら穴へ来て欲しいと頼んだ。
報酬は5千ドル。
もちろんケンプはその話を飲んだ。
二人でアリゾナへ向う途中、
老サイクスはとうとうと自分の研究について語り続けた。
ほら穴の中で偶然サイクスが発見した、
人類よりも以前からあったという品物。
それはサイクスの研究によると記録と送信のための機械らしいというのだ。

最後の一行でやっとタイトルの意味が分るという仕掛けのSFです。
埃っぽい田舎町の雰囲気も存分に楽しめる作品でした。


シオドア・スタージョン「シェイユートの保安官」
早川書房 「ミステリマガジン2004年2月号」収録

鉄道が敷かれ、
たくさんの畜牛が貨車に乗せられて市場へ出ていくようになった。
しかし今でも、
この片田舎の町シェイユートから四十マイル以内には
鉄道が敷かれていなかった。
鉄道を望む町の住民たちの声はあったが、
そうなるとカウボーイたちによる牛の大移動はなくなってしまう。
牛の大移動は、両替屋や酒場、そのほかいくつかの場所では
とてもありがたいものなのだ。
エヴ・チャージャーはカウボーイ上がりの保安官だ。
今夜シェイユートの町の酒場に現われた荒くれ者ぞろいのシャッド一家は、
チャージャーのかつての仲間たちなのだ。

これはスタージョンによるウェスタン小説です。
うーん、この多才さには参ってしまいますよね。
そうか、ウェスタンか……。
さて、
チャージャー保安官が目を光らせているシェイユートに
現われたカウボーイたちは、
酒場でけんか騒ぎを起こしかけたり、
卑猥な歌で近所のおばあさんに不快な思いをさせたりしていましたが、
まあその辺りは保安官の想定の範囲内での出来事。
しかし、町一番の美少女をめぐって、
シャッドの息子と少女の父親の対立
という事件が起こってしまいます……。

埃っぽい西部の田舎町の雰囲気と、
ざらりと砂交じりの荒っぽい情がなかなかいい感じの短篇でした。
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 2015_11_26


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