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シオドア・スタージョン「きみの血を」



シオドア・スタージョン「きみの血を」
ハヤカワ文庫

うーん、面白かったです。
帯の裏側にある、風間賢二の解説の抜粋に
「キング以前のモダンホラーにおいて、ロバート・ブロックの「サイコ」やシャーリイ・ジャクスンの「山荘綺談」と肩を並べる傑作である。」
なんてあるし、
帯の表には「異形(スタイリッシュ)の吸血鬼小説だ。」
とありましたが、
なんというか、淡々としてて、
それでいて後をひくような怖さがありました。

ある米軍駐屯地で、一人の少佐が、
一通の手紙の差出し人である兵士を呼び出して尋問します。
その手紙の文面が異常だと思われたからです。
ところが、この兵士は、
ある質問を少佐にされたとたん態度を豹変させ、
コップを握り潰して少佐に飛びかかろうとしたのでした…。
というのが、まず物語の前段階にあります。

陸軍軍曹で精神科医のフィルは、
この兵士に興味を持ち、彼に接触し、
なんとか彼の精神状態を研究しようとします。

この小説は、この精神科医フィルと、
彼の友人であり上官でもある大佐アルとの間に交わされた
書簡で構成されてます。
その中には、
フィルが兵士に自分の半生を客観的に見るために
三人称で書かせた手記もあって、
それを元に、さまざまな質問やテストが行われてるんです。

スタージョンというと今までの作品では
かなりこってりした描写のものばかり読んでたので
意外だったんですけど、
そっけないほど淡々としてるんですよね。
でも、今回の作品には、
回りくどい表現も幻想的なシーンもほとんどなし。
うーん、どこが恐いんだ?
と思ってしまうぐらい淡々としてるんです。
ふふっ。
ところが、本を閉じたとたん、
ぞぞーっとくる不思議な恐さがあるんですよね。
薄い文庫だし、活字も大きいので、
より読みやすいので、興味のある方は是非一度。
(2003年3月30日)
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