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イタロ・カルヴィーノ「魔法の庭」


イタロ・カルヴィーノ「魔法の庭」
晶文社

カルヴィーノって、
実は児童文学しか読んだことがなかったんですよ。
その児童文学のイメージをずっと引きずってたんですね。
ところが、今回この本を読んで
カルヴィーノ=児童文学イメージをかなり払拭されることとなりました。
うーん、面白かったです。
寓話っぽい押しだしは変らないとも言えるんだけど、
この短編集は
現実の影を色濃く引いた作品。
いや、
現実の世界を描きながらも
どことなくメルヘンな感じとも言えるんだけど、
やっぱり現実感よりメルヘンな浮遊感の方が強い気がしましたね。
おとなっぽかったです。

作品は全部で11篇。
線路を歩いていて、
汽車をよけるためにもぐりこんだ垣根の通路の奥に
不思議な庭園を見いだす少年たちの「魔法の庭」。
パルチザン狩に村にやってきたドイツ兵の掠奪から
大事な雌牛を守ろうと銃をかまえた
役立たずのジュアと呼ばれる農夫の物語「動物たちの森」。
魚とりの少年と泣いている女の「大きな魚、小さな魚」。
戦争ごっこの最中に本物の軍隊に出会った少年たちの「楽しみはつづかない」
などがよかったですね。
現実とメルヘンのあやうい緊張感、
美しい描写を満喫させてもらいました。
(2002年5月27日)
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