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ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」



ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」
新潮社

青年だった父が列車事故で九死に一生を得た時
手にしていた本にちなんで「ゴーゴリ」と名付けられた少年。
ふるさとインドから遠く離れたアメリカに暮らす若い夫婦は、
初めて授かった子供の名付けを
インドの祖母に頼んでいたのだが、
その祖母からの手紙は何故か一向に夫婦の元へ届かず、
愛称のつもりでつけた「ゴーゴリ」という名前が
少年の正式な名前になってしまったのだった。

ロシアの文豪ニコライ・ゴーゴリに由来する名前を持った少年は、
成長するにつれて自分の名前が恥ずかしくてたまらない。
ニコライ・ゴーゴリが
あたかもゴーゴリ・ガングルーと同一であるかのように感じられ、
少年は恥ずかしくてたまらないのだ。

インドからアメリカへ渡ってきた若い夫婦と
アメリカで生まれたその息子。
本作はこの二世代の物語です。
おだやかな筆致で
丁寧に描き出されるインド移民の生活のディティールの美しさ。
これはもう溜息もの。
派手な事件とか大きな分岐点があるわけではなくて、
とにかく丁寧にやさしくゴーゴリの世界が紡がれていくんですよね。
けして饒舌な印象はないけれど、
異国に生きるものの姿が
ささやかなものたちを通して雄弁に描かれた、
読んでいてとても肌触りのいい物語でした。
(2005年4月)
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 2015_10_30


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