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ブルース・チャトウィン「ウッツ男爵 ある蒐集家の物語」



ブルース・チャトウィン「ウッツ男爵 ある蒐集家の物語」
文藝春秋

1967年、「プラハの春」の一年前。
取材のために1週間ほどプラハに滞在した語り手である「私」は、
ウッツ男爵を紹介されます。
彼は驚くべき数と質のマイセン磁器の蒐集家であり、
第2次世界大戦と戦後のスターリン主義の時代にも、
その蒐集を守り通した男でした。
「私」がプラハを後にして数年後、
ウッツの訃報がもたらされます。
再びプラハを訪れ、
ウッツの死後彼の膨大なコレクションがどうなったかを
知りたいと思った「私」ですが、
コレクションがいつのまにか
誰にも知られず跡形もなく消えうせていたことを知ります。

フフ、面白かったですよ。
語り口が軽妙で、
このなんとも言えず奇妙な一人の蒐集家を
鮮やかに浮び上がらせてます。
うう~ん、
どっちかと言えば後半の方がより
ウッツという一人の男に焦点が当たってるかな。
前半はウッツという男を材料にして
「蒐集家」全体のイメージが浮ぶ感じでしたね。

このウッツって人の生き方の面白さもありますし
(でも、ウッツに感情移入して読めるという感じではなかったです)、
薀蓄系が好きな人には堪らない薀蓄の数々もすごく面白かったです。
作者チャトウィン自身が、
かつてサザビーズ勤務をしていたこともあってか、
マイセン磁器に関する薀蓄も興味深かったですし、
ユダヤ人とゴーレムについての話なんかは、
この間読んだマイケル・シェイボンの
「カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険」
なども思い出したりして、かなり楽しめました。
(2002年5月4日)
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 2015_10_13


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