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プリシラ・コーガン「老女の聖なる贈りもの」



プリシラ・コーガン「老女の聖なる贈りもの」
めるくまーる

タイトルは何だこりゃですが、内容はかなり良かったです。
最近こういうのが多くて、ちょっと困るんですけどね。
内容はすごく良くても、タイトルがイマイチってやつ。
このために読み逃してる良作がきっと山のようにあるハズだ
なんて思えちゃいます。

ネイティブインディアンの老女が、娘につれられて、
白人女性のセラピストの元に連れてこられる事から物語は始まります。
セラピストのメギー・オコーナーは40才を目前にした、
離婚歴のあるサイコセラピスト。
幼い頃から親しんできた避暑地に、
夏の休暇だけの住人ではなく定住することに決めたという
腕の良いセラピストで、
前の結婚からいささか女性としての生き方には自信を喪失気味
というキャラクターです。

さて、
彼女の前に現れたネイティブインディアンの老女は、
最近夫を失い、
白人同様のスタイルで暮す看護婦の娘と同居を始めたのですが、
その生活にも馴染めない様子で、
毎日のように「2ヶ月後に自分は死ぬ」と宣言をしていることから、
娘がうつ病か何かではないかと疑っているのです。
が、実際にセラピーを始めたメギーは
その老女ウィノナの言動におどろかされます。
彼女はスー族のメディスン・ウーマンであり、
「2ヶ月後が死ぬにはいい時だから」というのです。
そして少しずつ、
ウィノナはメギーにインディアンの生死観や
人間とスピリチュアルなものの関係などを語り始め、
いつのまにかウィノナにメギーが癒されているという逆転現象が……。

この作品の面白さの一つに、
メギーがすとんとインディアンの哲学に染まり切れない
白人社会の科学に染まりすぎてるってところがあります。
理屈ぬきで惹かれていることは否定しないものの、
何故?どうして?と直接疑問をぶつけてしまうメギーに対して、
ウィノナは
「白人は結果ばかりにこだわるが、そうではなくてその過程が大切なのだ」
と解きます。
が、これが頭では分かっても、理解しがたいのですね。

インディアンとして、彼らの信じるものを信仰しながらも、
キリスト生誕のエピソードやクリスマスの行事が大好きだ
と言ってはばからないウィノナの心の豊さ。
人生は素晴らしいって思えるような作品でした。
(2003年3月3日)
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