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ジャネット・ウィンターソン「さくらんぼの性は」


ジャネット・ウィンターソン「さくらんぼの性は」
白水社

うっわ~、すごい不思議な雰囲気の作品でした。

舞台は主に十七世紀ピューリタン革命の嵐の吹き荒れるロンドン。
象を吹き飛ばすほどの怪力と巨体の持ち主である「犬女(ドッグウーマン)」は
ある日テムズ川の泥の中で赤ん坊を拾い、
ジョーダンと名付け、我が子として50匹の犬と共に育てます。
ジョーダンは長じて船乗りとなり、
言葉の都で出会った幻の踊り子を追い求める旅に出ます。
一人残された犬女は革命のロンドンで
夢見る様に血なまぐさい日々を送りながら
息子が帰ってくるのを待っています。

なんだかね、
幻想と暴力が不思議に甘く絡み合った物語。
ジョーダンの旅の行程での幻想的なエピソードも素敵だったけど、
犬女の物語にめっちゃ惹かれましたね。
愛も恋も知らないけど、
愛と恋のない生活なら誰よりもよく知ってるという犬女。
粗野で暴力的で、愛国心に満ちて、
敬虔で、行動的で、無邪気で……。
犬女のエピソードには
なんか濃密な果物の甘い香りが満ちてる感じがしました。

果物といえば、この「さくらんぼの性は」という作品、
タイトルはさくらんぼなのに表紙にはパイナップル。
なんでなんで??って思っちゃうけど、
このパイナップルは物語の中で非常に重要な鍵なんで
読めばなっとくなんですよね。
でも!
私が見逃したのでなければ、「さくらんぼ」は全く登場しません。
バナナとパイナップルと桃は出て来るのに。

まあ、それはいいけど、
めっちゃ大好きテイストの作品でした。
(2001年9月19日)
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