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ミネット・ウォルターズ「昏い部屋」「囁く谺」



ミネット・ウォルターズ「昏い部屋」
創元推理文庫

物語は病院の一室から始まる。
ヒロイン、写真家のジェインは、見知らぬ病室のベッドで目覚めた。
自分が不可解な自動車事故の当事者で、
数日の間昏睡していたことを知らされるジェイン。
そして、事故後の昏睡していた時間だけでなく、
事故前の十日分の記憶もないことに気づくのだった。
失った記憶、家族との根強い問題、
そしてジェインの元婚約者レオと親友メグの殺害事件。
警察はジェインを殺人犯と疑っているが……。

面白かったです。
でも、それまでに読んだ3冊と比べると
ちょっとテンションの低い面白さだったかも。
「カリスマ」と言うか「女神」というか、
そんな強い存在に翻弄されながら読み進めてく
っていう感じがなかったからかもしれないですね。

指し示すほとんどの状況が
ヒロインを「黒」って言ってる状況で、
もしかしたら、と思ってるヒロイン自身とそして読み手。
やっぱ、面白かったよな。
(2001年2月2日)


ミネット・ウォルターズ「囁く谺」
創元推理文庫

うーん、面白かったです。

ロンドンの住宅街の一角で、
一人の浮浪者が死んでいるのが発見されます。
それはある家のガレージで、
しかもその死因は餓死だったのでした。
そのガレージの持主の女性を取材したマイケル・ディーコンは、
彼女が見知らぬその死者に強い関心を持っていることを不可解に思います。
そしてこの浮浪者の素性を調べ始めますが。

なんとなくですがウォルターズって
強くてエキセントリックな女性キャラのイメージが強いんですよね。
でも、この作品のメインはほとんどが男性。
主役のディーコンを始めとして、
死んだ浮浪者のビリー・ブレイク、
生前のビリーに影響を受けたホームレスの少年テリー、
鬱屈したものを抱えたディーコンの同僚バリー。
中でも、ユダヤ人の老弁護士ローレンスがいい味出してましたね。
飄々として、考え方は一風変わってるけど、芯の暖かい老人で。

女性陣も出番は少ないけど、
その分つよ~い人たちが登場します。
ガレージの持主の女性アマンダの薄気味悪いほどの強さ、
ディーコンの母親、
ディーコンと仲たがいをしてるんだけど、また素敵なんですよ、彼女。

久々のウォルターズ、堪能させていただきました。
(2002年5月10日)
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 2015_09_10


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