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カトリーヌ・クレマン「テオの旅」他



カトリーヌ・クレマン「テオの旅」
NHK出版

パリに住む14歳の少年テオは、突然原因不明の病にかかります。
それは周囲の者もテオ本人も死を覚悟するような病です。
そんなとき、変わり者で金持ちで無神論者の伯母マルトが登場し、
テオを世界一周旅行へ連れ出します。
それは観光地をゆっくりと回るような旅ではなく、
世界の宗教をめぐる旅なのでした。

上巻のエルサレム、インドはすごく面白くて興味深くて、
ちょっとほろりとして……と、
下巻を読むのが楽しみだったんですが、
下巻のはじめに日本の神道が登場してきて日本の文化が語られる段になって、
なんだか私の中でちょっと雲行きが怪しくなってしまいました。
むーん、
フランス語を学んでいて、
フランスへ行って「恋愛結婚」がしたい
という夢を持った黒髪の美少女。
えー、日本って恋愛結婚できない国なわけ?
「ハラキリ=切腹」と「カミカゼ特攻」と「自殺」を
一緒に語っちゃうわけ?
なんて思ってしまったらもうダメでした。
続くロシアの旅もイマイチ乗り切れずじまい。
とはいえ、
テオの旅がアフリカへ渡るとまた物語に身が入ってきましたが。

読了後の素直な感想を言えば、
小説としては、
まあそんなにスリリングという程ではなかったけど、
さまざまな宗教についての知識を
やさしく紹介してくれてるという点では面白かったです。
ま、作者クレマンの主観も混じってるだろうから
丸ごと鵜呑みには出来ないかもしれないけど。

そうそう、
後書きに「宗教版『ソフィーの世界』」って言葉がありましたが、
「ソフィーの世界」は実は興味を引かれつつも読んでないので、
よくわからないんですよね。
どっちかと言えば、
ニコル・バシャラン&ドミニク・シモネ著の
「ネモの不思議な教科書」を連想しました。
これもやっぱり紹介のときに
「ソフィーの世界」が引き合いに出されてましたね。
(2002年10月15日)




というわけで、
ついでに「ネモの不思議な教科書」について、
また別の児童文学のサイトをやっていた時の
文章を引っ張ってきました。




ニコル・バシャラン&ドミニク・シモネ「ネモの不思議な教科書」
角川春樹事務所

1998年フランスで出版されて夏休みの子供達の間で大評判になったとか。
実際、すごく素敵な作品です。
でも、これを普通の小説と思ったら、
きっと最初の頁を開いたときからびっくりしてしまうんじゃないかな?
カラー刷りの最初の数ページは「ネモのノート」と題されて、
図解入りの「からだの秘密」だとか
「文明の誕生」だとか「方程式の記号の変化」など、
学術的?という感じのものが続いてますから。
でも、大丈夫。
ちゃんとストーリーのある物語です。

この物語は、少年ネモが交通事故にあって、
記憶喪失になってしまうところから始まります。
言葉を喋る事、生活する上でのからだの機能などは大丈夫なんだけど、
それ以外の事、家族のことや自分の事、
世界の事は、殆ど覚えていません。
そんなネモのために、家族が、友達が、彼を巡る人々が
ネモを救うために起した驚くべき事とは……。

人間の歴史や天文学など大きい視点から、
ネモの記憶を、
ひいては彼自身を取り戻すために一から学んで行くんです。
すっごく面白い上に知的好奇心も満足出来る、
これはお徳かもしれません。
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 2015_09_06


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