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フランシス・アイルズ「殺意」



フランシス・アイルズ「殺意」
創元推理文庫

ふふっ、面白かったです。皮肉がくすぐりますねぇ。

主人公は、イギリスの片田舎に住む開業医ピグリー博士。
37歳の彼は、人より低い身長や、
名家の生れでないことなどにコンプレックスを抱いていて、
その為、女性に苦手意識を持ち、
且つ女性を追いかけずにいられないというなんだか歪んだ男です。
名家の生まれで、
傲慢で鼻持ちならない妻と愛情のない結婚をしている彼ですが、
ある時その妻を殺害する完全犯罪の計画を立て……。

いや~、このピグリー博士がやな男なんですよ。
若く金持ちの女に恋をして、
彼女との再婚を邪魔する妻を殺害なんて……。
絵に描いたような馬鹿ですね。

この作品は所謂「倒叙もの」というタイプのミステリー。
つまり、犯人が誰かということが
始めから読者には判っているというヤツです。
しかも最初から最後まで犯人サイドの視点で描かれているので、
全編に緊張感があるんですよね。
ピグリー博士の粘着的で克明な心理描写も凄いし。
その独善さも笑えます。

たしかに、現代においてはやや古めかしい感はいなめませんが、
だって基本的に古い作品(1931年)だもんね。
しかしラストは、アイルズらしい皮肉の効いたオチがついてて、
やっぱりう~っと唸らせられました。
(2003年4月3日)
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 2015_09_04


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