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パーシヴァル・ワイルド「悪党どものお楽しみ」「探偵術教えます」



パーシヴァル・ワイルド「悪党どものお楽しみ」
国書刊行会

うう~ん、めっちゃ面白かったです。

賭博師稼業から足を洗い、
父親のもとで農夫として堅実に暮らす青年ビル・パームリーですが、
能天気でギャンブル好きな金持ちの友人トニーに担ぎ出されては、
あの手この手でカモから金を毟り取るいかさま師を相手に、
かつての経験をつかってトリックを暴き出すという、
小気味いい連作集なんです。

も~、スマートで洒落が効いててよいの。
お馬鹿なトニーの美しい妻の聡明さも素敵だし、
ビルの父親の深みのあるとこも素敵。

扱ってるギャンブルは、主にポーカー。
基本的なポーカーのやり方さえ知ってれば、
何にも賭け事について知らなくても十分楽しめます。
(2002年1月5日)


パーシヴァル・ワイルド「探偵術教えます」
晶文社

すっごく楽しかったです。

主人公の青年P・モーランは、
お屋敷付きの運転手をしながら、
通信教育で探偵講座を受講しています。
で、この作品は彼、自称「探偵P・モーラン」と、
彼が受講している講座の講師である主任警部の間の
往復書簡で構成されているんです。
今度はこういうレッスンですよ、とか、
このレッスンではこういうことを勉強しましょう
とかっていう主任警部の手紙や電報に対して、
よし実地で練習だと意気込んだモーランが一人ドタバタしたあげくに、
本物の犯罪に(そうとは気付かぬまま)首を突っ込み、
なんだかんだで事件を(本人がそうと知らないまま)解決
なんてパターンの連作短篇集です。

いや~、面白かったです。楽しかったです。
無学でいきおいだけは満々の青年モーランが、
初めはおずおずと、
何度かのたなぼた式の成功を収めてからは
自信まんまんに勘違い推理を展開して行く様子はもう抱腹絶倒。
自分のミスを絶対に認めない頑固さと言うか
したたかさも楽しいモーランくんでしたね。

尾行の練習をしていたはずが麻薬の密売人の一員になりかけたり、
新入りのメイドにいいところを見せようとした挙句に
お屋敷をねらう強盗をバイオリン弾きだと思い込んで演奏を頼みに行ったり、
ガールフレンドの助言から古今東西の探偵小説をお手本にして
ダイヤモンドの盗難事件の捜査を始めたら
とあるお屋敷の破壊行動に繋がったり……。

もう、とにかく楽しい楽しい探偵小説でした。
(2003年1月11日)
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