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ドロシイ・セイヤーズ「箱の中の書類」



ドロシイ・セイヤーズ「箱の中の書類」
ハヤカワ・ポケット・ミステリー・ブック

実は私の中でドロシイ・セイヤーズ
(っていうよりドロシー・セイヤーズ)って創元推理文庫、浅羽莢子訳
というイメージが強かったんですが、
ハヤカワなんですねぇって
そんなところにまずびっくりしてしまう世間知らずな私。
そう言えばセイヤーズ自体数を読んでないんですけどね。

それはさておき、
この作品はその殆どが書簡によって構成されてる作品。
プライベートな書簡ならではの
それぞれの書き手の主観と偏見に満ちた語り口がすごく面白かったです。

物語はまず、
公訴局長官サー・ギルバート・ビューに送られた箱
に添えられた説明状から始まります。
それはとにかく添付した書類・手紙を読んで
事件の徹底的な捜査をしてほしいという旨。
そしてその書類とは、
不幸な事故だったとされた一人の男の死の関係者たちの、
事件の発端からの膨大な書簡だったのです。
オールド・ミスの家政婦、電気技師ハリソンとその若き後妻、
ハリソン家の下宿人の一人作家のマンディング、
同じく下宿人の画家のレイザム。

彼らの書き綴る主観に満ちた手紙によって、
事件の姿が次第に現れていくという展開になってます。

 ('-'*)フフ 面白かったですね。
なかなか事件が起らない(作品の中頃まで!)んですが、
それまでの手紙がすっごく面白いんですよ。
家政婦のミルサムは本人も妹に当てた手紙の中で書いてるんですが
精神科の医者にかかってる女性で、
いかにも内に秘めたエキセントリックさがにじみ出たような手紙になってるんです。
序盤、彼女と下宿人マンディングが婚約者に当てた手紙が主となるんですが、
このマンディングって男の手紙も、
芝居がかってる上に下宿先の人々を冷笑しのめしてて非常にヤナ感じなの。
私が婚約者なら結婚しねぇって思うんですけどね。

そう、私の中ではほぼヤナ感じのヤツしか出て来ないという感じ。
誰にも肩入れできない。
でもこのヤなヤツ加減が非常に面白かったですね。
(2002年5月17日)
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