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J・M・クッツェー「ペテルブルグの文豪」



本日から七回に分けて、J・M・クッツェーやります。
今回紹介する作品の感想にもちょっと書いてありますが、
2002年当時「マイケル・K」「恥辱」で二度のブッカー賞を受賞。
その後2003年にノーベル文学賞を受賞しています。
南アメリカの作家なんですが、現在オーストラリアの市民権をとって、
そっちで生活してるみたいですね。




J・M・クッツェー「ペテルブルグの文豪」
平凡社

うーん、うーん。良かったです。
息詰まるような切迫感、やるせない義父の思い、
ラストの裏がなしさったら。ううっ、切な過ぎます~~。

私にとって初クッツェー。
クッツェーは南アフリカの白人作家で、
現在ケープタウン大学で英文学などを教えてるのだそうです。
ブッカー賞も受賞されてるみたいですね。

さて、この作品「ペテルブルグの文豪」
(文豪は「マスター」とルビがふってあります。)
主役の文豪とは、ドストエフスキーなんです。
物語は、一八六九年にドストエフスキーが、
先妻の連れ子だった義理の息子パーヴェルの住んでいた
セント・ペテルブルグのとある下宿屋を訪れるところから始まります。
先ごろ死んだパーヴェルがそこで下宿していたのです。
亡き息子の部屋で寝泊りしながら、
彼は、息子の死の謎を探るうち、
パーヴェルがきな臭い革命運動に関わっていたことを知ります。
下宿屋の主の女とその幼い娘、ペテルブルグの警察、
革命家ネチャーエフとの接触や、パーヴァルの残した文章から、
文豪とその義理の息子のけして良好とは言えなかった父子関係や、
彼自身が、苦く狂おしく浮かび上がってきます。

最初は、
「あ~、ドストエフスキーの小説もっと読んでから読んだ方が楽しめたかな」
なんて思う余裕もあったんですが、
読み進んでいくうちにもう物語の中に取り込まれちゃって、
ハッキリ言ってそう言うことはどうでもいいという感じでしたね。
そう、
ドストエフスキー本人が実際どんな作品を書いていたか、
(あとがきによれば)この作品のドストエフスキーが
クッツェー自身の投影であることなんて関係ないって感じ。
ただただ物語として堪能させていただきました。
(2002年8月22日)
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