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フリオ・コルタサル「海に投げこまれた瓶」白水社


フリオ・コルタサル「海に投げこまれた瓶」
白水社

うん、面白かったです。
南米作家のオムニバス短編集で、
このコルサタルの面白さを知ったんですが、
短編集、よかったです。
なかなか読めない「石蹴り遊び」という長編をほっておいても、
こっちを読んでよかった~って感じ。

哲学的な雰囲気と政治的な匂いのする幻想小説って感じかな。
特に短ければ短いほどぴりっとした味わいがあって、
ホント、よい作家だなって思ってます。
三作ほど紹介しておきます。

「局面の終わり」
は、ある村の美術館を訪れた女の話。
不安感で気持がざわざわしました。

「夜の学校」
トトという少年と、その友人ニトは、夜中に学校に忍び込む計画を立てます。
決行は土曜の夜。
計画を練るのは、映画のようなたわいもないサスペンスがあったけど、
実際の学校で二人が目にしたものは……。
悪夢の国に迷い込んだような二人の少年。
後を引く気持悪さ、
ラストに忍び寄る政治的な影も怖かったです。

「悪夢」
複雑な感染病によって昏睡状態に陥った二十歳のメーチャ。
メーチャの家族の上に、その重みがじわじわとのしかかってきます。
そして、ただ重い病に眠るだけではない悪夢が
一家を蝕み始めます。
しばしばサイレンが鳴り響く不穏な社会情勢が
ほんの壁一枚向うにあるというのも
ぞわぞわしました。
(2001年12月22日)




この短編集の
「ある短篇のための日記」
カサーレスについて、
尊敬していて、過去に三度対面したけれど、
友情を育めなかったという話があって、
カサーレスとかボルヘス、
あと、以前紹介したゴンブローヴィッチとか、
そのあたりを知ってから読むと、
また新たに面白さが増しますね。
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 2015_05_22


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