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ジョー・R・ランズデール「アイスマン」


ジョー・R・ランズデール「アイスマン」
早川書房

えぐい……あまりにもえぐ過ぎる。
あまりのえぐさに
思わず惹き込まれて一気に読んでしまいました。
いわゆる下品、というのとはまたちがうえぐさですよ、
これは。

この作品は、
「ボトムズ」の前年に書かれた物語だそうで、
舞台は「ボトムズ」とほぼ一緒の東テキサス周辺の湿地帯。
サビーン川も登場します。
と、言っても時代は違います。
はっきりとしたことはわかんないけど、
作中に携帯電話が登場するところを見ても現代であることは必至。
「ボトムズ」では「ゴートマン」が物語の象徴的に使ってあったけど、
この作品での象徴はタイトルの通りの「アイスマン」。
これが何なのかは言えませんが……。

それにしても、
疾走感とえぐさに満ち溢れた出だし、
これはもう、凄すぎ。
半ばミイラ化半ば腐っている母親の死体と
共に生活している無職のダメ男ビル。
母親が死んでいることを公表してないので、
彼女あてに小切手が(年金?)定期的に届いているのだけど、
個性的な母親の筆跡を真似することが出来ずに、
生活費に困窮してます。
そして、二人の仲間を誘って、
自分ちのまん前に店を構えてる花火の屋台を襲って金を奪う
という計画を立てるのでした。
話はとんとん拍子に進んでいざ屋台を襲って見れば、
マスクのひもがはずれて、
あっさり店員に向いの家のビルだと分ってしまい、
仲間の一人が店員を撃ち殺すことに。
パトロール中の保安官代理に追われて逃げる途中で
沼沢地(ボトムズ)の中へ入り込み、
あげく仲間の一人を失い、
うばった金は沼に沈んでしまいます。
その上、
もう一人の仲間は大量のヌママムシに噛まれて死に、
彼らを追いかけてきた保安官代理も銃の暴発で死んでしまいます。
生き残ったビルも、沼の蚊の大群に襲われ……。
そして半死半生のビルがたどり着いたのは
フリークスたちを引きつれた旅回りのカーニバル一座だったのでした。

長々とあらすじを書いたけど、
ここまででまだ30ページ強。
単行本を買うのは好きじゃないんだけど、
1600円出しても惜しくないと心から思える
アメリカ南部テイストたっぷりの怪作でした。
(2002年3月2日)
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 2015_05_14


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