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ジョー・R・ランズデール「ボトムズ」



ジョー・R・ランズデール「ボトムズ」
早川書房

ああ~、よかったです~~。
読んでてめっちゃ胸が苦しくなってしまいました。
この緊迫感、アメリカ南部の高温多湿な世界観、
繰り返すけどよかったです~。

さて、
物語は1933年から34年にかけてのテキサス東部の田舎町が舞台。
11才の少年ハリーと9才の妹トムは、
ある事情から暗いボトムズの森の中をさまよった挙句、
死体を発見します。
それは、全裸の黒人女性の死体で、
しかも無残にも体中を切り刻まれ、
イバラと有刺鉄線で木の幹に括りつけられていたのでした。
ハリーとトムは、
それを南部に伝わる怪物ゴート・マンの仕業ではないかと考えますが、
彼等の父であり、
理髪店と農業、
それに地域の治安を預かる治安官でもあるジェイコブは
それをおとぎばなしだと一蹴し、
事件の解明に乗り出しますが……。
当時まだ色濃く残る黒人への差別意識の中、
黒人のことは黒人の問題であり、
白人が関わるべきことではないという風潮もあって、
事件解明にたどり着く証拠はまったく見つかりません。
そして、
第二、第三の死体が発見されてゆき、
静かな田舎町は、
ついこの間までハリーに見せていた穏やかでのどかな表情を
一変させるのでした。

ノスタルジックな甘さと、
南部の匂いたっぷりの情景描写、
生々しい人間模様、
もう何をとってもよいんだけど、
中でも、登場人物たちがいいんですよね。
ハリーの家族たちも素敵だし、
ミス・マギーという黒人の老婆の存在感もいいし、
その他のちょっとしか登場しない人物たちも
ちゃんと血と肉のある感じがするんですよ。
(2002年1月19日)
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 2015_05_13


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