スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--


ロバート・R・マキャモン「スワン・ソング」



今日旧ブログから転載するのは
マキャモンの「スワン・ソング」ですが、
以下の文章は、
読後の感想を書いたものじゃなくて、
大好き本の紹介として書いたものなので、
あんまり感想になってないことと、
読了日の日付がないことを
先に書いておきます。

しかし、当の旧ブログですが、
サービス停止しますって日からずいぶん経つと思うんですが、
実はまだ見れるんですよね。
どういうことだろうか。




ロバート・R・マキャモン「スワン・ソング」
福武書店

第三次世界大戦が勃発した。
神経ガス、核ミサイル、化学兵器、
多くの国がお互いを壊滅に到らせる。
そして7月17日、
アメリカとソ連の核ミサイルが投下された。
世界は「核の冬」に多いつくされた。

スワンは植物の命を育てる能力を持つ少女。
核投下のその日、
たまたまカンザスの田舎町の小さな店で、
一緒になったプロレスラーのジョシュと共に、
その店の地下室に閉じ込められてしまいます。
顔にひどいやけどを負ったスワンですが、
まずは生き残ることが出来たのでした。
長い時間をかけて外に出ることが出来た二人を待っていたのは、
すべてを失った大地と、
今を生きることしか出来ない生き残りの人間たち。
二人は行き先のない旅を続けます。

ニューヨークのバッグ・レディのシスターは、
地下鉄の下水路で九死に一生を得ることになりました。
シスターといっても、彼女は聖職者ではありません。
過去に失った娘の痛手から抜け出せず、
汚れたバッグを抱えながらゴミ箱をあさり、
一夜の宿を街の隅に求める日々を送っていたのです。
よろめきながら瓦礫の地上へ出てきた彼女は、
宝石店の残骸の中から、
中に宝石を擁した奇妙なガラスのリングを見つけます。
そのリングがその後の彼女の行き先を決めることになるのでした。

アイダホの山地に建設された有料の核シェルター「アース・ハウス」。
地下深く掘られた堅牢なシェルター、
と利用者は思っているのですが、
実はずさんな建設と管理により、
何かが起こらなくても今にも崩れてしまいそうなシェルターだったのです。
その現場で人々を管理しているのはベトナム帰還兵のマクリン大佐。
ベトナム戦争のいまわしい記憶は、
シャドー・ソルジャーとなって
彼の影のようにつきまとっているのでした。
崩れた「アース・ハウス」から
マクリン大佐と共に地上へ生還出来たのは、
利用者の一人だった13歳の少年ローランドでした。
コンピューターゲームおたくのやせっぽちの少年です。
彼は、
彼の愛するゲーム「キングス・ナイト」のヒーロー、
百戦錬磨のキングス・ナイトは自分自身であると確信します。
キングであるマクリン大佐のナイトであると。

彼らは、
それぞれの思惑を秘めて、
放射能と絶望と暴力と殺戮の大地を進みます。
そして……。

読み出したらもう止らない面白さ。
スワンの背負った運命とは?
シスターが目指す先に待ち受けるものとは?
そして彼女を、
彼女の持つリングを追う人ならぬ男とは?
マクリンとローランドの進む殺戮の道は……。

映画とかならば、
運命の少女スワンの姿は天使のように美しいのでしょうけれど、
実はスワンは、
上巻ではひどい火傷を、
そして核投下から7年を経たという下巻では、
放射能による皮膚異常によって、
「ヨブの仮面」と呼ばれる醜い腫瘍に蔽われて、
辛うじて口と目の当りに切れ目が見えるという姿になってます。
でもやっぱり天使のように美しいんですよね。

一度読んだらその強い印象がいつまでも心に残るだろう終末救世主伝説です。
といいながら、
何度も読み返してしまうんで、
その度に新たな印象が植え付けられるんですけど。

スポンサーサイト

 2015_04_15


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


10  « 2017_11 »  12

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

プロフィール

Sima

Author:Sima
わたしが超個人的におすすめする児童文学100選
是非コメントください。
よろしくお願いします。

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ランキング




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。