スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 --_--_--


「石楠」後半  「炬火」刊行



九 「石楠」後半(大正六年~七年)
 「炬火」刊行

大正六年四月、臼田亜浪が興した「石楠」の第一句集「炬火」が刊行されます。
読み方は「きょか」です。
「石楠」創刊より二年、会員数も増加して、
この年の一月号からは、従来の菊倍判から菊版の雑誌体裁にしたところでした。

「炬火」の選句は、
まず亜浪が、既刊の「石楠」から約四千八百句を選び、
そこに風見明成が、補選して約一千句ほど減らして数十句を加え、
最後に大須賀乙字の補選があって、最終的に二千六百句となったということです。
この編集作業において、
亜浪の労が最も多かったということで、
乙字の勧めで「亜浪選輯」「乙字刪存」ということになったとか。
「刪存」は不要なものを削り、足りないものを補うという意味だということみたい。
明成どこいった……という気がしないでもないですが、
多分ネームバリューとか色々な考えがあったのかも知れません。

この「炬火」の題名は亜浪の
 炬火照らし行く霧原の水音かな 亜浪
の句から採られたものなんだとか。
亜浪みずから装丁し、松明の燃えている画を書いてます。

墓参り一人灯ともす草間かな 亜浪
日々降つて畳冷たし棕櫚の花 明成
炎天に池の焼け色動きけり 三幹竹(名和)

この句集の特色は自然観照。
乙字の「俳壇復古論」と、
それに共感した亜浪の志が現われたものと言えると思います。
実際、「石楠」の会員は地方在住の者や、
乙字亜浪と同じ地方出身者が多かったとか。
ええと、忘れてる人もあるかと思いますが、
「俳壇復古論」は、俳句はいにしえに帰れ、芭蕉に帰れ、とした論です。

実は同年同月に、もう一冊の句集が出て、
大須賀乙字が深くかかわっていて、
そして
多分こちらの方が今でも知る人が多いものだと思われます。
それについては次回。
スポンサーサイト

 2015_04_12


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


09  « 2017_10 »  11

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

Sima

Author:Sima
わたしが超個人的におすすめする児童文学100選
是非コメントください。
よろしくお願いします。

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ランキング




PAGE
TOP.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。