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ピーター・ディッキンソン「過去にもどされた国」他の児童文学

Category: 児童文学のこと  


今日は木曜なので、児童文学の紹介。
この間マイナー度ランキング順でとうとう紹介することになった、
ピーター・ディキンスン、
以前の児童文学の紹介でも「血族の物語」を出しちゃったけど、
今回は、その中でもSF的なものをいくつか。


ピーター・ディッキンソン「過去にもどされた国」
大日本図書

いつ頃からか急にイギリス全土に広がった、
機械や機関などの文明を忌避する風潮。
まるで過去にもどされたような国になってしまいます。
周辺の諸国もその謎を解くべく動いているのですが、
不思議と彼等の工作員たちも
イギリスに足を踏み入れると機械を憎むようになってしまいます。

そのイギリスでは、
自在に天候を操る「天候師」たちがいて、
イギリスの天候を勝手の良いものにしていました。
ウェイマスの天候師だったジェフリィは、
機械の部品を扱っているのを見られて、
住民にあやうく殺されかけたところを
妹のサリーと共に命からがらフランスへと逃げ出しますが……。

ジェフリィとサリーの
命をかけた探求の旅のスリリングさに引き込まれてしまいます。
単なる文明批判に終らない深みのある作品。
「大変動」シリーズの一作です。


ピーター・ディッキンソン「悪魔の子どもたち」
大日本図書

「過去にもどされた国」と同様「大変動」シリーズのお話です。
突然機械文明を憎み、混乱し、機械を破壊し、
昔風の暮らしに固執するようになってしまったイギリス。
その「大変動」の終結までのいきさつは「過去に~」にありますが、
この作品では一人の孤独な少女の目を通して、
「大変動」初期の出来事が描かれています。

混乱の中、両親とはぐれてしまった少女ニッキー。
異変の影響を受けていない
インド人のシーク教の一団と共に生活を始めますが……。

ちなみに「大変動」シリーズの第二作にあたる作品は
邦訳されていないようですが、
どうやら「大変動」の真最中の世界が描いてあるようです。
まあ、どちらにしてもずいぶん前から絶賛絶版中のシリーズなので、
興味のある方は最寄の図書館の子供室で探してみてほしい。

以下のタイトルは入手しやすい上に、
上記のシリーズほど子供向けでもないので
実はこっちの方をメインに書くべきだったかと
今思ったりしてます。

ピーター・ディッキンソン「エヴァが目ざめるとき」
徳間書店

これは、なかなか衝撃の作品。
実は、わたしが一番最初に触れたディッキンソンの作品でもあります。

少女エヴァが目覚めると、
彼女の体は人間のものではなくチンパンジーだった。
交通事故で体がメチャクチャになってしまった彼女を、
サル学者の父親がチンパンジーに移植していたのだ。
という恐るべき話。
もはや「人間」ではないエヴァと、
身近な人間(母親とか研究者とか)や
人間社会との関係、他のチンパンジーとの関わりなど、
なかなか戦慄ものでした。

ピーター・ディッキンソン「時計ネズミの謎」
評論社

ブラントンの町の大時計に住むネズミたちは
普通のネズミじゃなかった。
頭の中のイメージを使って意思の伝達をする
テレパシーネズミだったのだ。
時計技師とネズミたちの交流の顛末は……。

という感じのこの作品は、厳密にいえばSFではないかも。
どっちかって言えばファンタジー?
でも、
時計の仕組み、生物の仕組み、
常識のものさしでは測れないもの、
科学とファンタジーの同居した楽しい本でした。
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 2015_04_09


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