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儚い光


アン・マイクルズはカナダの詩人で作家。
「儚い光」は、初の長編小説なんだそうです。
詩人だったのかー
と、改めてうならされますね。
なるほどー。

アン・マイクルズ「儚い光」







アン・マイクルズ
「儚い光」 早川書房

わ~~ん、よかったです~~。

幼い時にポーランドで
両親をナチスドイツに殺されたヤーコブ・ビアの
その後の生涯を描いた作品なんですが、
マジで素敵なんですよね。
繊細で密やかで、暖かい作品なの。

両親の死を目の当りにした直後から、
森の中で隠れて生きていた少年ヤーコブ。
ある時
ビスクーピンで発掘作業をしていたアトスという男と出会い、
アトスはヤーコブを彼の故郷ギリシャに連れ帰ります。

戦中、戦後という困難な時代
怯える幼い少年を
暖かく包む様に保護し、いつくしみ、
地質学や植物学、言語を教えて行くアトス。
そしてアトスを信頼し、愛すヤーコブ。

けれど、
ことあるごとに両親の生前の姿や、
行方も知れない姉ベラの姿などが蘇るのでした。


って、
ここまで書くとまるで一人の少年の成長の物語のようだけど、
そうではないんですよね。
うーん、
何って書けばいいのかなぁ。


一語一語が選ばれて綴られているという感じで、
切ないほど含蓄のある言葉であふれてるんですよ。

後年のヤーコブが
「なにかをなくしても、それをなくしたという記憶さえのこっているならば、そ
れは喪失ではない。記憶は、使い道をあたえられなければ死んでしまう。」
と書いてるのが印象的でした。

第二章は、ヤーコブの死後。
ベンという青年が彼の過去に触れていますが、
語り手が変ってしまっても同じトーンで続いてくので、
違和感が全然なかったのも読み易かったですね。
ラストの方で、
ベンが見つけたヤーコブに宛てられたメモがまた切ないんですよねぇ。

何を書いてるのかよく分からなくなったんで、
ここまでにしておきますが、
とにかくよかったです。
(2001年12月2日)

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