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ロバート・ルイス・スティーヴンスン&ロイド・オズボーン「箱ちがい」



ロバート・ルイス・スティーヴンスン&ロイド・オズボーン「箱ちがい」
国書刊行会

「宝島」「ジーキル博士とハイド氏」でおなじみの
スティーヴンスンと、彼の息子との合作のミステリーです。

最後に残った一人が莫大な金額を受け取る仕組みの
トンチン年金組合の生き残りは、
マスターマンとジョゼフという二人の老人。
ある時、
甥たちとボーンマスへの転地に出掛けた帰路に、
ジョゼフ老人は鉄道事故に遭遇してしまいます。
事故現場でジョゼフのものらしき老人の死体を発見した甥たちは、
トンチン年金目当てに一計を案じ、
死体を樽に隠して、
あたかも老人がまだ生きているかのように振る舞う事にします。
しかし、
あるいたずらによって死体入りの大樽は甥の自宅へは届かず、
代りに別の誰かの荷物が届いてしまいます。

あちこちたらい回される死体の珍道中や、
消えた死体の行方に悩む男たちがすごく可笑しい。

ところでここに登場するトンチン年金
(ってネーミングすごいと思いません?)とは、
作中の説明に寄れば
「まとまった人数の元気のいい子供たち
(数が多いほど、話は面白くなる)が、
めいめい一定の金額を醵出し、
集まった金の受託者がそれを管理する。
やがて、百年も過ぎようかという頃になって、
最後まで生き残った組合員の目の前に、
元金も含めた全額がいきなり降ってくるという仕組み―
これがトンチン年金である。
だが、
実際には、札束がはためくのも一瞬のこと。
この最後の組合員、既に耳が遠くなっていて、
勝利の知らせを聞き取れないばかりか、
お迎えがすぐそこまで来ていることは確実であり、
もはや勝とうが負けようが同じであるという次第」

なんちゅー気の長いジョークなんだろう。
ともあれ、
まぬけに愉快なミステリーでした。
(2001年5月20日)
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