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ラテンアメリカ文学アンソロジー「エバは猫の中」



今月の金曜企画は「アンソロジー」
ということにします。
ほとんどラテンアメリカになることを
事前にお詫びしておきます。
ちなみに
この感想中にある
アンソロジー「遠い女」については、
以前このブログに転載したやつです。




ラテンアメリカ文学アンソロジー「エバは猫の中」
サンリオ文庫

面白かったです。

このタイトルを見てピンと来た人もいらっしゃるでしょうが、
表題作はガルシア=マルケスの作品で、
マルケスの短編集「青い目の犬」にも収録されています。
このアンソロジーは、17人の作家の18の物語が収められてます。
とりあえず、収録作品を挙げておきますね。

アランダ司令官の手/アルフォンソ・レイエス
波と暮して/オクタビオ・パス
犬が鳴いてないか/フォン・ルルフォ
生活費/カルロス・フェンテス
カナリアとペンチと三人の死者のお話/ホルヘ・イバルグエンゴイティア
包誠(パオ・チェン)による歴史/サルバドール・エリソンド
遊園地/ホセ・エミリオ・バチェーコ
ミスター・テイラー/アウグスト・モンテローソ
エバは猫の中/ガブリエル・ガルシア=マルケス
イシチドリの夜/ガブリエル・ガルシア=マルケス
記章(バッジ)/フリオ・ラモン・リベイロ
薔薇の男/マヌエル・ローハス
閉じられたドア/ホセ・ドノーソ
羽根枕/オラシオ・キローガ
水に浮かんだ家/フェリスベルト・エルナンデス
旅行者― 一八四0年/マヌエル・ムヒカ=ライネス
パウリーナの思い出に/アドルフォ・ビオイ=カサーレス
追い求める男/フリオ・コルタサル

実はこのアンソロジー、
ただただ
マヌエル・ムヒカ=ライネスの小説が読みたくて
借りたんですよ。
以前読んだアンソロジー「遠い女」に収録されてた
「航海者たち」がすっごく良かったので。
でも、
残念なことにムヒカ=ライネスって
あまり翻訳されてないみたいなんですよ。
いくつかのアンソロジーに収録されているのを
一つ一つ読むしかないのかな?

と言うわけで、これから感想を書きますね。

まず、お目当てだったムヒカ=ライネスですが、
「航海者たち」のタッチを期待してたので、
そうではなかったことにちょっとがっかりさせられましたが、
これはこれでなかなか。
ある夫婦が旅の途中のイギリスの婦人を家に泊めることになる、
という何だか不安感がひたひたと募る作品で、
結構面白かったです。

何世代にも渡って受け継がれてきた美貌の下、
皮膚の下を虫がうごめき、不眠に苦しむ女の、
幻想的で且つ美しいと言えるほどのグロテスクさを持った
「エバは猫の中」も好きですが、
一人の女への愛とホラーの「パウリーナの思い出に」や、
文字通り波と暮す男を描いた「波と暮して」、
干し首を国家的ブームにした男の顛末を描いた「ミスター・テイラー」、
破滅的な天才ジャズサックス奏者と
彼の伝記を書いた男を描いた中編「追い求める男」なども好きですね。
特に「波と暮して」は、
さすが詩人というべき美しさのある暗い幻想性がたまりません。
(2002年7月7日)
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