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ロディ・ドイル その2



ロディ・ドイル「パディ・クラーク・ハハハ」
キネマ旬報社

1960年代後半のアイルランド、ダブリン郊外を舞台にした物語。
「バリー・タウン」のシリーズの四作目かなと思ったんだけど、
違うのかな?

主人公は10歳のパディ・クラークです。
地元の小学校に通うパディもその友だちも
同じように貧しい労働階級の家の子で、
食べるものに困るほどじゃないし、
テレビもあるけど電話はないとか、そんな感じ。
大人から怒鳴られながら、
友だちと町のあちこちを走り回り、いたずらしたり、乱暴したりの毎日。

でもいつまでも子供のままで、
こんな毎日が続くわけじゃないんですよね、
やっぱり。
ほろりと苦みの利いた作品です。
ブッカー賞受賞作品。


ロディ・ドイル「ポーラ ドアを開けた女」
キネマ旬報社

ロディ・ドイルはアイルランドの作家で、
私はこの人の書いたラビット家の人々の
可笑しくてやがて悲しいシリーズが大好きなんですが、
この「ポーラ」は単発もののお話。

長年夫の暴力にさらされてきた中年の女ポーラは
一年前にとうとう夫チャルロを家から追い出します。
しかしその夫が一人の老婦人を殺害し警察官に射殺される
という事件をきっかけに
ポーラは自分の過去を振り返り、
自分がどれだけ夫チャルロを愛しているかを考えます。

この作品の原題の直訳は「ドアにぶつかる女」だとか。
夫による暴力で骨折したり鼓膜を破ったり、
やけどをおったり歯を折ったり流産したり、
そんな女性が病院で口にする言葉が
「ぼんやりしていてドアにぶつかったんです」
などだとか。
うーん、
どこの国でもドメスチックバイオレンスって
変らないんだなって思いますね。
理不尽な暴力を受けながらも
「優しいときには本当に優しい」とか
「でも愛してるから」とか。

しかしこの作品って、
ドメスチックバイオレンスという社会問題をテーマにしてる
というよりも様々な愛の形の中でも
かなり切ない愛を描いてるという感じ。
結局チャルロを愛しつづけてるポーラの独白は、
リアルで息苦しくて切なかったなぁ。
(2001年10月10日)


ロディ・ドイル「ギグラーがやってきた!」
偕成社

ロディ・ドイル初の子供向けの本です。
大人向けの本でも独特のユーモアがあるドイル、
この「ギグラーがやってきた!」では
そのユーモアがはじけまくってます。

すばらしく天気のいい朝、
ビスケット工場で品質管理(つまり味見係)をしている
ミスター・マックは駅にむかってあるいていました。
足もとにある超特大の
犬のうんち
を踏むまであともう少し!

おとなが子どもにひどいことをすると、
子どもに代って「うんち」をふませる
という復讐をする不思議な生き物ギグラーの、
はげしくナンセンスでキュートな物語です。
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 2015_03_23


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