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山田風太郎と横溝正史(のエッセイ)

Category: 日記  


実は
というほどのことでもないけど、
わたしはあまりエッセイ集とか読まない方だと思います。
全然読まないわけじゃないけど、
読書好きの人の中では読まない方に入るかも。
でも、
好きなエッセイ集とか随筆集はいくつかあるんですよね。
というわけで、
ちょっとそういうものについて。

一時期、原田宗典のエッセイにはまったり、
山田詠美の「ポンちゃん」シリーズにはまったりしてましたが、
なんとなく、いい年の男性のエッセイは妙な味があって好き
な、ような気がします。

山田風太郎「あと千回の晩飯」
朝日新聞社

これは山田風太郎の随筆集です。
あの、ステキな忍法帖で有名な山田風太郎。
エッセイ集って言ってもいいかもしれないけど、
本書中で本人が随筆と言ってるんで、やっぱりこれは随筆集。
面白いんですよ。飄々とした中に漂うカナシサ。
老いってモノにきっちり焦点を当てながら重くない味わいがいいんですよね。

最初の方にある話で、
年とって夜中の階段の上がり降りが嫌でシビンを使っている氏が、
夜の間に溜めたおしっこが朝にはシビン一杯になっているのを見るにつけ
ビールジョッキを想像して、
「カンパーイ」と取っ手を持って高く掲げたくなるとか。
で、
しばらくしてからの随筆で、
糖尿病であることが発覚してから、
糖尿を満たしたシビンを掲げて快哉を叫んでいたとは、
まるで精神病のカーニバル、と書いてあるところなんか、
またわびしくも可笑しくて。

タイトルが「あと千回の晩飯」とあるのは、
自分の余命を考えてみるにつけ
せいぜい後晩飯千回分程度ではないか、
という事からなのだそうで、
「老い」と「食」についての考察が多いの。
中に正岡子規の「仰臥漫録」を書き写してる箇所があって、
やたら懐かしかったな。
中学生の時に抄本みたいのを読んで
不思議な感動を覚えた事があるんですよね、私自身。
話は山田風太郎から遠ざかるけど、
内田百けんの何かで、
戦時中か戦後間もなくか食べる事に困難を来たしてるときに、
今食べたいものを唯羅列したという物を読んだ事があるんだけど、
妙にツボにはまって不覚にも泣いてしまった事もありました。

そうそう
横溝正史「金田一耕助のモノローグ」(角川文庫)も
好きだなぁ。
金田一耕助とあるけど、
横溝正史の疎開時代とかれの作品が生まれた背景のかかれたエッセイなんです。
これが、妙にのんびりと、岡山の田舎で疎開ライフを楽しんでて、
面白かったので、お勧めします。
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 2015_03_12


Comments

意外な印象 

こんにちは。
カリメン2号です。

山田風太郎が時代小説以外を書いていた事に、新鮮な驚き感じました。
どうしても「甲賀忍法帖」の印象が強すぎて…。
カリメン2号  URL   2015-03-13 10:39  

 

そうそう、忍法帖の印象強すぎますよね。
面白すぎるし。
山風には「怪談部屋」という短編集もあって、
「永劫回帰」「うんこ殺人」「二十世紀ノア」「冬眠人間」
などというステキラインナップになってます。
あと、わたしが山田風太郎で好きなのが、
「八犬伝」ですかねー。
「忍法八犬伝」とは別ものです。
Sima  URL   2015-03-13 19:17  

お詳しいですね。 

こんにちは。
カリメン2号です。

流石にお詳しいですね。
「八犬伝」は面白そうですね。
カリメン2号  URL   2015-03-15 22:09  

 

「八犬伝」おすすめです。
いわゆる「南総里見八犬伝」の部分と、それを書いた滝沢馬琴(と葛飾北斎)の部分が
交互に描かれていくという感じですね。
Sima  URL   2015-03-15 23:05  

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