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ダニロ・キシュ「若き日の哀しみ」


ダニロ・キシュ「若き日の哀しみ」
東京創元社

よかったです。
読後にじわ~って沁みるものがありましたね。

作者ダニロ・キシュはユーゴスラビアの作家。
第二次大戦中、ハンガリーの親ナチ政権の占領下に置かれてました。
ユダヤ人だった父は
アウシュビッツに送られることになり、
そのまま帰ってはこなかったそうです。
幼いダニロ少年は母と2歳上の姉とともに、
田舎で農家の仕事を手伝いながら暮したのだとか。

この短編集は、
そのダニロ・キシュの自伝的な小説で、
登場する人物や地名も主人公の名前以外は実在のもの。

この本で少年は、
友達や学校のこと、母や姉との生活、
愛する犬(厳密には彼の所有する犬ではないけど)、
不首尾に終った茸狩りの様子や、
おねしょをしてしまったエピソード、
預かっていた牛を迷子にしてしまって家出するしかないと決意する話などが、
幻想的で、抒情豊かに描かれてます。
が、
タイトルにもある通り、
そこに描かれるのは、
貧しいけれど日々の喜びに溢れた……というものではなく哀しみなんですね。

強制収容所に送られた父親については、
あまり多く語られてはいませんが、
時折顔を出す父への思いがまた哀しいんですよね。

味わいながら読んだ一冊でした。
(2003年3月15日)
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 2015_02_16


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