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アモス・オズ「スムヒの大冒険」


アモス・オズ「スムヒの大冒険」
未知谷

イスラエルの本です。
これはスムヒという少年の物語で、
全編で115ページととても薄い作品。
でも、すごく良かったです。

夢見がちな少年スムヒは、
ちょっと小心でちょっとずるくて喧嘩もそんなに強くないし、
多分頭も切れる方じゃない。
イギリス統治下のイスラエルの少年ですが、
どこに住んでてもやっぱり男の子は男の子なんですねぇ。
あ、
イギリス統治下のパレスチナ(現イスラエル)と
書くべきですね。

第一章の冒頭の文なんて、
もうこれだけでも点数がぐーんと上がってしまうぐらいかわいいんですよ。

ザハリア通りのぼくんちの近くに、エスティーって名前の女の子がいた。
ぼくはその子が好きだった。
あさ、朝食のテーブルでパンを食べてるとき、
よく「エスティー」って、そっとささやいた。
するとたちまち父さんが、
「口を開けたまま食べるもんじゃない」って言った。



好きだけど好きって言えずに意地悪ばかりしてしまって、
でも好きだってこと、
彼女も知ってるかななんて考えたり……
かわいいですよね。
ちょっとダメ人間がかったおじさんが
いつも度肝をぬくようなプレゼントをくれること。
それはトルコ語のモノポリーみたいなゲームだったり、
実はどっちも雄だったことが後に判明したつがいの魚の入った水槽だったり、
ナチのお札だったり。
で、
今回のプレゼントは自転車。
スムヒはその自転車にのって、
アフリカのど真ん中のザンベジ川の源へむかって出発することを決心します。
その前に友達に自転車を見せようと思って、
そこで汽車と機関車と3メートル分の線路とあっさり交換してしまいます。

回想ものの小品なんですが、
とても淡々と語られててその分読後に余情が残るんです。
よかったです。
(2002年4月23日)
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 2015_01_17


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