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ルース・レンデル「殺意を呼ぶ館」


1月の金曜企画はミステリー。
イギリスのミステリの女王…
おっとこれはP・D・ジェイムズか、クリスティか。
うーん、御存命のミステリの女王ということで。




ルース・レンデル「殺意を呼ぶ館」
扶桑社ミステリー

私にとって、
という意味ですが、
レンデル初の上下巻。
手強いかとも思ったんですが、
意外に読み口は軽くて、
気がつくとするすると上巻を読了しておりました。
下巻は、ちょっとペースダウンしちゃいましたが。

森の奥にひっそりと佇むシュローヴ館。
そこに警察官がやって来た時から
16歳の少女ライザの世界は崩れ始めました。
幼いときに母とともにこのシュローヴ館に
(正確には隣接する「ゲイトハウス(門番小屋)」に)やって来た時から
母イヴにより、
世間と隔絶された環境で学校にも行かず、
最小限の他人としか会わずに暮してきたライザの世界。

イヴは娘ライザに、
館を出てロンドンの知人の家へ行くように命じます。
館の敷地から出たことすらあまりないライザは、
突然放り出された外の世界におびえ、
教えられたバスに乗らず、
そのまま
密かに愛し合っていた庭師のショーンのトレイラーハウスへ身を寄せます。
彼女は恋人に、
母が人を殺したことを打ち明け、
乞われるままに自分の半生を語って聞かせるのでした。
その驚くべき母の教育を、
彼女が4歳のときの最初の殺人の話を。

面白かったです。
後半ちょっとライザって子が鼻につくようになったんですが、
粗野だけどホント健全なショーンが可愛くて可愛くて。

ちょっとフェミニズムがキツイけど、
とにかくライザの視点オンリーで語られる凄みがありましたね。

あと、
「~館」が舞台ってゆーと、
割とくどくどとどんなにすごい館なのかが語られたりするんですが、
それはなくって、
どっちかと言えば周囲の風景描写によってその雰囲気を出してるところ、
さすがですね。

風景描写と言えば、
やたらに鳥の名前が登場して思わせぶりな感じなんですが、
これは原題が明らかにされないとピンと来ないかなぁって思います。
でも、
原題のまんま「クロコダイル・バード」じゃ売れないだろうし、
「鰐千鳥」じゃあ何ソレ?ですからねぇ。
(2002年11月4日)




実は一時期、
とにかくルース・レンデルにはまってました。
今でも文庫本が15~6冊ぐらいあると思う。
半分がシリーズ物なんだけど、
私はどっちかというと
ノンシリーズのレンデル作品が好きかも知れません。
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 2015_01_09


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