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ベン・オクリ「見えざる神々の島」



ベン・オクリ「見えざる神々の島」
青山出版社

不思議な物語でした。
生まれつき姿の見えない青年が、
「不可視」と「可視」の秘密を見つけるために旅に出て、
見えざる島で神秘的かつ哲学的な体験をする、
そんなストーリーなんですが。

難解、
といえばすっごく難解ですねぇ。
くっきりとしたストーリーがなくって
全編哲学的な示唆に満ちてるという感じで。
私はあんまり哲学的な部分を楽しむということは出来なかったんだけど、
少ない言葉を操って神秘的な情景を描写してるんで、
それを楽しんでたって感じですね。
そうそう、
この本に登場する哲学的な示唆ですが、
どう表現していいのか分らないけど、
その考え方自体は
日本人にとって全く難解過ぎるってことはないんじゃないか
と思いました。
例えば宙に浮かんだ橋を渡るシーンが登場するんだけど、
主人公が案内人に「何が支えているのか」と聞くと、
「渡る人のみが支えている」と答えるんですよ。
渡り始めた橋がいきなり火の橋に変化した時にも
早く走れば早く走るほど、
渡ってきた距離が小さくなって火の威力も増し、
ゆっくり渡ればぐんぐん前に進んで火も熱くないということに気が付くとか。

わかろうとするのを止めた時に
理解は彼方からやってくる。
なんて、
禅っぽい考え方だなぁなんて思っちゃいました。

全編こういった不思議に満ちてて、
ストーリー的には全然すすまないんだけど、
それだけにラストはどういった形になるのかがすごく楽しみでしたね。
(2002年7月28日)




作者ベン・オクリはナイジェリアの作家。
ということですが、
9歳までイギリスで育って、
その後いつ頃までナイジェリアにいたのかわからないけど、
またイギリスに戻ってるので、
生まれも育ちもナイジェリアという人ではないみたい。
1991年にブッカー賞(国際ブッカー賞じゃなくて)を受賞して、
2001年には大英帝国勲章を受勲したとか。
ちなみにこの勲章は、バンバン外国人にも与えられるみたいですが。
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 2014_12_28


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