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「ふしぎなお人形」

Category: 児童文学のこと  


今週の木曜は児童文学
たまたま今日はクリスマスなので、
クリスマスにちなんだモノを紹介します。

ルーマ=ゴッデン「ふしぎなお人形」



わたしが、子供の頃から大好きなお話です。

末っ子のエリザベスは、兄や姉と比べて、
どんくさくて、ちょっとぼーっとしてて
失敗ばっかりの女の子。
四つの時は、
見ているだけだったクリスマスの飾りつけとお片づけ。
五つの時、
きれいなクラッカーボンボンを飾りつける事を許されたのだけど、
きれいなボンボンが壊れるのがいやなエリザベスは、
こっそり苔の下に隠します。
けれど、兄に見つかって叱られてしまうのです。
六つの時、トランペットや鈴の飾りはまだダメだけど、
まほうの玉をつけてもいいと言われます。
でもろうそくに火をつけるお手伝いを言い出すと、
姉のジョージーに鼻で笑われてしまいます。
この年のクリスマスプレゼントに自転車をもらいました。

さて、七歳のクリスマス。
あいかわらずどんくさい失敗ばかりの毎日。
失敗して叱られる、叱られて萎縮してまた失敗する
というドツボにはまっている感じのエリザベス。
去年もらった自転車にも、実はまだ乗れません。

でも、
この年のクリスマスは特別なクリスマスだったのです。

カナダから大おばさんが来たので、
エリザベスは、大おばさんに
ガラスの花籠に入ったバラを贈る役目をおおせつかりますが、
失敗して、ガラスの花籠を落っことして割ってしまいます。
最悪なクリスマス。
そんなエリザベスに、大おばさんは、
クリスマスツリーのてっぺんに飾ってあった
ようせい人形をくれました。
「あたし、この人形のめんどうがみれるかしら」
エリザベスは、精一杯
このようせい人形の世話を始めます。
そして、不思議なことが少しずつ起こって……

という感じのハートウォーミングなお話。
でも、ようせい人形とエリザベスのくだりは
たしかにハートウォーミングで、ファンタジックで、
あと、工夫に満ちたお世話の数々が微笑ましかったりするんですが、
それまでの失敗つづきの日々が
これがほのぼのと切ないわけです。
そんなつもりはなかったのに、失敗
がんばった結果が、失敗
なんかかなしくなってきて、失敗
あー、それもしなきゃいけなかったんだ、で失敗
と、幼いエリザベスがどんなに失敗をする子で
どんな風に年上のきょうだいや両親に言われちゃうかとか
そんなのが続くわけですから。
前半のシビアさは半端ないです。

でも、
クリスマスのようせい人形と一緒になってから、
どんどん変わってくるとことか、
ほわーと暖かくなるラストとか
もう大好き。大好きでした。大好きです。

作者、ルーマ・ゴッデンは、
このエリザベスのような、
ややダメな人とレッテルを張られた人への
やさしさが半端ないお話をよく書く人。
でも、
大丈夫、大丈夫だからと
ふんわり包み込んでくれるやさしさではなくて。

わたしも大概ダメな人なので
こういう優しい眼差しを向けてくれている人を
必要としてます。
きっと
どこかにいるんだと
信じてます。
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 2014_12_25


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