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新傾向批判  玉島俳三昧



四 新傾向批判(明治四十二年~
 玉島俳三昧

大須賀乙字の歴史をひもといているというのに、
しつこく河東碧梧桐の全国行脚について
今回も書きます。

さて、碧梧桐は、出雲から九州、沖縄へ。
そこから回ってきたのと反対側の九州から四国に渡って、
岡山県の玉島へやってきます。
この岡山玉島は、中塚一碧楼の地元なんですね。
ということで、
従弟の中塚響也ら玉島の若者と、碧梧桐の俳三昧に参加することになります。
この玉島の俳三昧には、塩谷鵜平とか、
あと、出雲から駆けつけた広江八重桜、竹内映紫楼。
他に、名古屋から伊藤観魚や東京から荻原井泉水なども加わります。
伊藤観魚という人は、碧梧桐門の古参の人なんですが、
これが早くから新傾向嫌いを公言してる人で、
今回来たのも、八重桜に会うためだと言ったんだそうです。

そういえば、出雲では年末年始を挟んでいた所為か、
大掛かりな俳三昧は行ってないですね。
と言っても、なかなか立派な歓迎句会とかあったみたいです。
東京から今をときめく大俳人が来るわけですから、
碧梧桐派の地元俳人のみならず、
ゴリゴリの「ホトトギス」系の人たちも句会に参加してたみたい。
しかも、一年後、碧梧桐来雲一周年記念句会とか開いたりしたとか。
まあ、それはかなり余談ですが。

井泉水の方は、碧梧桐が玉島に入る前、安芸宮島で合流してます。
これは、俳句雑誌発行についての相談があったから。
それについては、また後日書くこととします。

葱汁の主にも執拗の徳 碧梧桐
干足袋を入るる時客は酔うてあり 響也
主家の恩白足袋白う我子見て 井泉水
一泊の君か枯芦に騒ぐもの 八重桜
馬見ても死なせし牛を返り花 一碧楼
こんな感じの句が並んだみたいです。
のちに山頭火や放哉を育てた荻原井泉水が、
一番古風な感じでピシッとしてるように思えて面白いです。

この俳三昧について、碧梧桐は
玉島俳三昧は予期の過大な為めであつたか、甚しく不振であつたこと、今後も亦た不振に終るであらう、たゞ一つ我等の信ずる傾向に一点なりとも光明を印するものがあれば、我等の望みは足る
と言ってます。
はなはだしく不振、今後もまた不振に終るだろう
と、碧梧桐をしょんぼりさせたもの、
ただ一つ光明をしるすもの
と、希望をつないだもの。
それについては、次回書くことにします。
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 2014_11_23


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