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新傾向批判  城ノ崎俳三昧 その1



四 新傾向批判(明治四十二年~
 城ノ崎俳三昧 その1

前回に続いて、
大須賀乙字はほとんど登場しません。
まあ
丁度新しく仕事を増やしてがんばってる、ということで。

第二次全国俳句行脚に出ている河東碧梧桐は、
明治四十二年の十一月五日から二十日まで、
城ノ崎温泉に逗留します。
この城ノ崎逗留の後半、この地で俳三昧が催されたわけです。
この
城ノ崎での俳三昧が、新傾向俳句の一つの頂点だった、
と、前回書いたわけですが、
その理由の一つが、
ジャーン
中塚一碧楼の登場でした。
のちに「海紅」という雑誌で、その後の新傾向俳句を率いて行くことになる人です。
城ノ崎での俳三昧、
それは、碧梧桐と一碧楼との俳三昧なのです。

岡山の玉島から碧梧桐に会いに来た一碧楼の他にも、
主に大阪から沢山の人が来てたんですが、
九日ぐらいに一挙に退いて、
最初は一対一で、
その後また、ポツポツ人が集まって、
俳三昧が続いたらしいです。

この後半メンバーに、
岐阜の塩谷鵜平という人がいるんですが、
この人は、
乙字関係としては直接的な重要度は低いかと思いますが、
碧梧桐と、一碧楼関係としては非常に重要度の高い人物。

まあ、それはそれとして。
玉島からやって来た、二十歳過ぎの青年、一碧楼は、
結局、碧梧桐の俳三昧に欠かさず参加します。
で、
碧梧桐は、
「半ば自覚せぬ天才の煥発」を
青年一碧楼に見いだし、魅了されたわけです。
その句は、
例えば
死期明らかなり山茶花の咲き誇る 一碧楼
だったり、
山茶花や棺の紙花出来栄えて 一碧楼
だったりという句。

碧梧桐はこれらの句に、
直接の経験から出た感興と実感が詠まれてて、
従来の「季題趣味」から新しい展開を見せた、
と感じたわけです。

ちなみに、
実は私は未だに「季題趣味」が何なのか、
明確にわかってません。
ぼやぼや~~っと理解するところでは、
「季題」つまり今で言う季語を中心にして、
その季語に合うものを取り合わせる
というような感じなんですが、
どうなんでしょう。
それがベタすぎるのが
梅にうぐいす、みたいなやつです。

また、これがこの俳三昧の直前のことなのか、その直後のことなのか、
詳しい日付がよくわからないままで申し訳ないんですが、
碧梧桐は、「日本俳句」に、
誰のことを淫らに生くと柿主が 一碧楼
などの句を六句掲載して、これを激賞します。

ちなみに、この城ノ崎で、
初めて一碧楼が俳壇に出て来た、というわけではないみたい。
というのも、
この年、明治四十二年の五月に出た「日本俳句鈔」の第一集に、
すでに一碧楼の句が、数は多くないものの載っているから。
地方から投句してくる若者の一人が、
選者に直接会い、句会を重ねることで、
どどんとクローズアップされることになった、
という感じでしょうか。
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 2014_11_16


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