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ファジリ・イスカンデル「チェゲムのサンドロおじさん」



ファジリ・イスカンデル「チェゲムのサンドロおじさん」


旧ソ連、黒海東岸のアブハジア共和国という国の作家。
中短篇集です。
旧ソ連だったグルジアが1991年に独立して、
そこからまた1992年に独立宣言をした国らしいです。
旧ソ連圏で言うと、だいぶ南の方にあるみたい。
と、いうことで、地域別のカテゴリーではその他にいれておきます。




ファジリ・イスカンデル「チェゲムのサンドロおじさん」
国書刊行会

ああ~、
めっちゃ好きなテイストの本です~~。
チェゲム村のサンドロおじさんにしても、
サンドロおじさんのお父さんちのラバさんにしても、
表紙の熊手を持ったクマ(?)の訳わからなさといい……。
ドタバタ喜劇に漂う悲哀、
くうぅ~~と泣けるほど大好き♪

つい興奮しちゃいましたが、
本書はアブハジアという、
日本ではあまりなじみのない地方を舞台にした、
豪放磊落なサンドロという男を軸に
ユーモアたっぷりに語られる物語なんです。
アブハジアってのは、
ロシアのずっと南に位置する、
黒海の東岸、
カフカ=ズ山脈の南にある国なんだそうです。
国土の四分の三を山に覆われた山岳地域だけど、
気候はいたって温暖。
小国の上に歴史的にも
何度もアイデンティティの危機にさらされたという背景からか、
「アブハジア人」としての自負が作中に何度も登場してます。

タイトルにもある「チェゲム」というのは村の名前なんですが、
このチェゲム村というのはどうも架空の村なんだそうです。
でも読んでると、
チェゲム村の
のどやかで明るく、
且つおっそろしく頑固な気質が、
実際に村人と接したように身近に感じられました。
謎のエンドゥール人という民族も
作者のオリジナルの民族なんだそうです。

サンドロおじさんもかっこいいですよ。
美丈夫で闊達、
計算高くてちょっと間が抜けてる
という若い頃のエピソードだけでなく、
老齢に達しても尚魅力の衰えがないところがホントかっこいいの。

そうそう、
「老ハブグのラバの話」の主人公の
ラバさんもすっごく良かったです。
ラバだって、
やっぱりユーモアと切ない悲哀を持ってるんですよね。
(2002年8月8日)
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 2014_11_14


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