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サーデグ・ヘダーヤト「生埋め」


Wikiによると、
イラン現代文学の偉大な人物の一人
だそうです。
代表作は「盲目の梟」
と、ありました。

この作品は、白水社で出たみたい。
わたしは未読です。




サーデグ・ヘダーヤト「生埋め」
国書刊行会

「ある狂人の手記より」
という副題が付いてると、
なんだかこってりした長編小説のようにも
思わされてしまいましたが、
短編集です。
作者ヘダーヤトはイランの作家。

先に読まれた皆さんに中々評判がよかったことと、
借りようと思うと何故か必ず誰かが先に借りていて
中々手にすることが出来なかったのとで、
読む前から実はずいぶん期待してました。

が。
うーんうーん。
すべてが好きとか面白かったとは言えなかったですね。
期待してた表題作の「生埋め」と、
一番最初に載っている「幕屋の人形」が、
私の過剰な期待からややずれていたという感じで。

つまんなかったというわけではないけど、
今一つ心に響くものがなくて。
特に「幕屋の人形」のラストはわかり易過ぎるかなぁ。
あ、
でもそれまでの主人公の青年の心理描写は
とてもリアルでよかったんですよ。
マネキンに対する愛と、
その愛が時間を経て変化していくところとか。
でも、ラストがなぁ……。
やっぱ短編集は冒頭の作品にどれだけインパクトがあるかが
私にとっては大きな鍵になるみたい。

でも、
「捨てられた妻」はすごかったです。
すごくよかった。
なんだろうなぁ、
この凄かった感はなかなか言葉に出来ないな。
夫に捨てられた女が
幼い息子を連れて夫の実家へ夫を探しに行く
というストーリーなんですが、
このヒロインの心理描写がすごくいいの。
こういう心理、
理解は出来ないけど
共感出来る~というような
不条理な気持まで抱いてしまいました。
ねじれた心理をきっちり描き出しながら、
不思議とさらりとした感触なの。

あと、
最後の「S.G.L.L.」は
未来の人類を描いた作品で、
薄ら寒い厭世感が支配する怖い世界を、
やっぱりさらりとした筆致でかかれてて、
それが余計に薄ら寒い思いをさせてくれました。
これも後を引く感じの作品でした。
(2002年9月21日)
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