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ベルナール・ウェルベル「タナトノート」



以前、「蟻」三部作を紹介した、
フランスの作家、ベルナール・ウェルベルの作品です。
前のマイナー度ランキングでは2位ですが、
ちょっと範囲を広げた今回のマイナー度では
12位まで後退。
前回マイナー度1位が位置的には12位に来るので、
本当は13位なんですが、
もう12位として紹介する作品が無いので繰り上げ。
本作の他に、
明日ももう一作紹介しますが、
これだけ本が出ててもこの順位。




ベルナール・ウェルベル「タナトノート 死後の世界への航行」
NHK出版

ふふ~。
面白かったです~。
「タナトノート」とは、
死後世界を航行する者という意味だそうです。
ヴェルベールの作った言葉だと思いますが。

「死後の世界への航行」
なんてサブタイトルが付いてるし、
もしかして小難しい?
と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
いや、
これがすごくスリリングで奇想天外な物語なんですよ。

メインになる物語のいたるところにちりばめられた
「死、この未知なるもの」という論文の抜粋
(世界中の文化・宗教の中の「死」に関する記述とか)
も読み応えがあってうれしいんですが、
何より物語に引き込まれましたね。

主人公は
とにかくぱっとしない人生を送る麻酔医ミカエル。
彼が
たった一人の親友で、幼馴染だったラウルと再びであったところから
「タナトノート」が動き出すんです。

幼い頃「死」がどういうものか分からず、
周囲の大人からふざけていると叱られたミカエル。
とりあえず涙を流せばいいらしい、
と理解します。
そんな頃、
叔父の葬式の日、
ミカエル少年は墓地で不思議な少年に出会ったのです。
彼がラウル。
死について研究していた父親の突然の自殺によって、
「死の哲学」に取り付かれた少年、
それがラウルだったのです。
たちまち二人は仲良くなり、
飽きずに墓地で死について語り合います。

時が経ち、
二人の交流も途絶えて久しいある日、
突然ミカエルの元にラウルが現れます。
そして、
現在彼が行っている恐るべき研究について
協力を求められたのでした。
それは人間を一時仮死状態にして、
その間に魂を肉体から離脱させ、
死後の世界を見てくる、
というものだったのでした。

いや~、とにかくスリリング。
この物語がどう進んでいって、
どう収束するのか頁をめくるのが楽しみでした。
真摯な態度で深いテーマを扱ったエンターティメントって感じでしたね。
(2003年6月17日)




映画「フラットライナーズ」とか連想してしまう感じですが、
実はもっとカジュアルで、意外に明るい感じ。
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 2014_10_24


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