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タマル・ベルグマン「ヤンケレの長い旅」



タマル・ベルグマン「ヤンケレの長い旅」
未知谷 岩倉千春 訳

ヤンケレはポーランドに家族と暮している
幼いユダヤ人の少年です。
おじいちゃんと両親と幼い妹、
それに近所にはママの母さんであるおばあちゃんも住んでいます。
しかし
ポーランドが戦争で負けて
ナチスドイツに征服されてしまって、
ヤンケレの生活には暗い影が覆っていたのです。

ある日とうとう
パパは家族でポーランドを脱出し、
ロシアへ逃げると決めます。
ポーランドにいるユダヤ人はみんなゲットーへ集められ、
強制労働させられ、殺されるからです。
大切な荷物だけを持って、徒歩での逃避行です。
おじいちゃんとおばあちゃんは、
歩いていくことが出来ないのでポーランドに残ることになりました。
そうやって
ヤンケレたちの辛い旅が始まったのでした。


イスラエルの作家が描いたホロコーストの物語です。

絶えず
ドイツ兵につかまる恐怖と
飢えに怯えながらも
国境を目指すヤンケレたち家族は、
その後なんとかロシアへ脱出することが出来ます。
しかし、
そこも平和な世界ではなかったのです。
皆で一生懸命働いて
やっと何とか食べることが出来る
という暮しも馴染んできた頃、
ロシアへもドイツ軍が侵攻してきたのです。
ヤンケレのパパは
ロシア軍へ入ってドイツ軍と戦うことになりました。
残されたママと子供たちは、
より安全な土地を目指し
難民でぎゅうぎゅう詰めの貨車に乗りこみます。
しかし、
ある日貨車が爆撃に合い、
ヤンケレが避難している間に、
ママたちを乗せた貨車が出てしまっていたのでした。

戦争が引き裂く家族、
守ってくれる大人を無くした少年達が生き延びていく姿に
逞しさと共に痛ましさを感じずにはいられませんでした。
(読了日不明)




イスラエルの児童文学ですね。これは。
正直、あまり一般向けのナチスドイツ関係の物語は
読んでないんだけど、
何故か児童文学では、割と読んでる方かも知れません。
この間、ちらっとだけ書いた
「あのころはフリードリヒがいた」は、ドイツ国内で、
本書はポーランドからロシア。
オーストリアを舞台にした「空白の日記」や
アメリカを舞台にした「ナオミの秘密」
オランダの「あらしの前」「あらしのあと」は直球ではないけど
どれもずしっと重くて、
つらい話。

本書はイスラエルの児童文学。
辛い現実を生き伸びて、
最後にほっとさせられるラストが用意してあるのも、
深い意味がありそう。
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 2014_10_22


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