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ユーリー・ルィトヘウ「クジラの消えた日」


ユーリー・ルィトヘウ「クジラの消えた日」
青山出版社

すっごく良かったです。
シベリアの北東のはずれのチュクチ半島。
そこに伝わる創世神話。
読了後なんてけちくさいことを言わず、
読んでる間から
ほろほろと深い思いの湧いてくる一冊でした。

一人の女がいます。
名前はナウ。
彼女は
青く茂る草、湿った小石、
土の中の動物、空を飛ぶ小鳥、
草の上を這う動物たちと共に生き、
心穏やかに自然の一部として生きていました。
ある日クジラに出会うまでは。

ナウがリョウと名付けたクジラは
やがて人間の男に姿を変え、
ナウはリョウとの愛をはぐくみます。
はじめに生まれた赤ん坊はクジラの姿をしていて、
次に生まれた赤ん坊は人間の姿でした。
そして時は過ぎ、
ナウとリョウの子孫たちは小石の岬で繁栄していきます。
ナウはまだ生きています。
けれど。

チュクチ半島のチュクチ人は
古来「文字」を持たない民族だったそうです。
1930年に初めて文字が導入されたのだとか、
この本の作者ルィトヘウは、チュクチ人初の作家。
作中に、
「言葉」が生まれたわけについて、
強く語り合いたいと思ったからだというくだりがあるんですが、
その言葉を
直接交わすことの出来ない距離を
埋めてくれる文字というもののありがたさがしみますね。
(2002年10月19日)
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 2014_10_17


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